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マンジャロはなぜ痩せる?5つの理由と効果を最大化する方法を医師が解説

  • マンジャロ

マンジャロを使うとなぜ痩せるのか、その仕組みが気になっていませんか?

マンジャロ(一般名:チルゼパチド)は、GIPとGLP-1という2つの消化管ホルモンに同時に作用する新しいタイプの注射薬です[1]。

従来のGLP-1製剤と異なりGIP受容体にも働きかけることで、食欲の抑制・満腹感の持続・血糖値の安定・脂肪代謝の改善・基礎代謝の向上という複数の作用が連動し、無理のない体重減少をサポートします[2]。

この記事では、マンジャロが痩せる5つの理由・臨床試験の減量データ・効果が出始める時期・オゼンピックとの違い・効果を最大限に引き出すポイントまで医師の視点で解説します。

マンジャロとは?痩せるお薬として注目される理由

マンジャロは2023年4月に日本で発売された比較的新しいお薬で、もともとは2型糖尿病の治療を目的に開発されました[1]。

しかし臨床試験で顕著な体重減少効果が確認されたことから、減量を目的とした自由診療でも広く処方されるようになっています。

週1回の皮下注射で投与できる手軽さに加え、従来のGLP-1製剤を上回る減量効果が報告されている点が、多くの方から注目を集めている理由です。

ここではまず、マンジャロがどのようなお薬なのかを整理していきます。

GIPとGLP-1の2つに作用する世界初の注射薬

マンジャロは、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)の両方の受容体に作用する世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です[1]。

GIPとGLP-1はどちらも「インクレチン」と呼ばれる消化管ホルモンの一種で、食事をとると小腸から分泌され、血糖値の調整や食欲の制御に関わっています。

通常、これらのホルモンは体内で数分のうちに分解されてしまいますが、マンジャロは分解されにくい構造に設計されており、週1回の注射で効果が持続するよう作られています[1]。

従来のオゼンピックやリベルサスといったGLP-1製剤がGLP-1受容体のみに作用するのに対し、マンジャロはGIP受容体にも同時に働きかける点が最大の特徴といえるでしょう。

2つのホルモン経路を同時に刺激することで、食欲抑制や血糖管理だけでなく、脂肪代謝の改善や基礎代謝の向上といった多角的な減量効果が期待できます[2]。

この二重作用こそが、マンジャロが「従来のGLP-1製剤より痩せやすい」とされる根拠です。

2型糖尿病治療薬から減量目的へ広がった背景

マンジャロはもともと2型糖尿病の血糖コントロールを改善する目的で開発されたお薬です[1]。

日本国内でおこなわれた臨床試験では、52週間の投与でHbA1c 7.0%未満を達成した割合が94%以上という高い血糖改善効果が報告されました[2]。

同時に、同じ試験で平均5.8〜10.7kgという大幅な体重減少も確認され、「血糖を下げながら体重も落とせるお薬」として医療従事者の間で注目が高まりました[2]。

海外では、同じ有効成分チルゼパチドが「ゼップバウンド」という製品名で肥満症治療薬として承認されています。

日本でもゼップバウンドが2025年3月に薬価収載され、高度肥満の方を対象とした処方が始まっていますが、減量目的でのマンジャロの服用は国内承認の適応外(自由診療)に該当する点は理解しておく必要があるでしょう

マンジャロが痩せる5つの理由

マンジャロが体重減少をもたらすのは、単に「食欲を抑えるから」という理由だけではありません。

GIPとGLP-1の二重作用によって、食欲・消化・血糖・脂肪代謝・インスリン感受性という5つの領域に同時にアプローチすることで、複合的に体重減少を実現しています[2]。

一つひとつの仕組みを理解しておくと、お薬の効果を実感しやすくなり、治療への安心感にもつながるでしょう。

ここからは5つの理由をそれぞれ詳しく見ていきます。

理由1|脳の摂食中枢に働きかけて食欲を自然に抑える

マンジャロが痩せるもっとも大きな理由は、脳の摂食中枢に直接働きかけて食欲そのものを穏やかにする作用です[1]。

GLP-1とGIPは脳の視床下部にある食欲を司る神経に作用し、「お腹がすいた」と感じるシグナルを弱めると考えられています。

「甘いものが食べたい」「夜中に無性にお腹がすく」といった衝動的な食欲が自然と和らぐため、我慢やストレスを感じにくいのが特徴です。

無理な食事制限ではなくホルモンレベルで食欲が調整されるため、食べる量が自然と減り、結果として摂取カロリーが下がる仕組みといえます。

我慢を前提とした従来の食事制限とは異なり、食欲そのものが落ち着くため、長期にわたって治療を続けやすい点が大きなメリットです。

理由2|胃の動きを緩やかにして満腹感を長く持続させる

マンジャロにはGLP-1の作用を介して胃の蠕動運動を緩やかにし、食べ物が胃から腸へ移動するスピードを遅くする効果があります[1]。

胃の中に食べ物がとどまる時間が長くなることで、少量の食事でも満腹感が持続しやすくなります。

通常であれば食後2〜3時間で空腹を感じ始める方でも、マンジャロ投与中は4〜6時間ほど満腹感が続くケースが報告されています。

食事と食事の間隔が自然に広がるため、間食の回数や1日のトータルの食事量が減り、摂取カロリーの低下につながります。

食欲抑制の作用と合わせて、「食べたくならない」と「食べなくても満足が続く」の両面から減量をサポートしている点が、マンジャロの強みです。

理由3|血糖値の急上昇を防ぎ空腹感とドカ食いを抑える

マンジャロは食後の血糖値が急激に上がるのを抑え、穏やかな変動に整える作用を持っています[1]。

血糖値が急上昇すると体はインスリンを大量に分泌して血糖を下げようとしますが、その反動で今度は血糖値が急降下し、強い空腹感やイライラを引き起こすことがあります。

この「血糖値の乱高下」こそが、食後しばらくしてからの間食やドカ食いにつながる大きな原因の一つです。

マンジャロはGIPとGLP-1の作用でインスリン分泌を食後の血糖上昇に合わせて適切に促すため、血糖値が安定しやすくなります[2]。

血糖値が安定すると「食べたばかりなのにまたお腹がすく」という現象が起こりにくくなり、1日を通じて食事量をコントロールしやすくなるでしょう

理由4|GIPの作用で脂肪の分解と代謝を促進する

マンジャロが従来のGLP-1製剤と大きく異なるのは、GIP受容体にも作用することで脂肪組織のエネルギー代謝を改善する点です[2]。

GIPは脂肪細胞に働きかけ、蓄えられたエネルギーを熱として消費する働き(熱産生)を促進すると考えられています。

この作用によって基礎代謝が上がり、じっとしている時間でもエネルギー消費量が増えるため、脂肪が燃えやすい体の状態に近づきやすくなります。

とくに内臓脂肪やウエスト周りの脂肪に対して効率よくアプローチできる可能性が示されており、体重の数値だけでなく体型の変化を実感しやすい点は大きなメリットです。

食欲を抑えて摂取カロリーを減らしつつ、消費カロリーも増やすという両面からの作用が、マンジャロの高い減量効果を支えているといえるでしょう

理由5|インスリンの効きを改善し脂肪を溜め込みにくくする

マンジャロにはインスリン抵抗性を改善する作用もあり、「脂肪を溜め込みにくい体質」への変化をサポートします[2]。

インスリン抵抗性とは、インスリンが分泌されても細胞がうまく反応できず、血液中の糖がエネルギーとして使われにくくなっている状態を指します。

この状態が続くと、使い切れなかった糖が脂肪として蓄積されやすくなり、とくに内臓脂肪が増加する原因となります。

マンジャロはGIPの作用を介して肝臓や筋肉でのインスリン感受性を高め、食事から摂取した糖をエネルギーとして効率よく消費できる状態へと導きます[2]。

体重を減らすだけでなく、減らした後も脂肪がつきにくい状態を維持しやすくなる点は、長期的な体重管理において心強い作用です。

マンジャロで何キロ痩せる?臨床試験のデータ

マンジャロの減量効果は「個人差がある」とよく言われますが、臨床試験では具体的な体重減少の数値が報告されています。

日本人を対象とした試験と海外の肥満患者を対象とした試験ではベースラインの体重が大きく異なるため、それぞれのデータを分けて理解することが重要です。

ここでは2つの主要な臨床試験のデータを紹介し、どの程度の減量が見込めるのかを整理していきます。

日本人を対象とした試験(SURPASS J-mono)の結果

日本人2型糖尿病患者636例を対象としたSURPASS J-mono試験では、マンジャロを52週間投与した結果、用量ごとに以下の体重減少が報告されています[2]。

5mg投与群では平均−5.8kg、10mg投与群では平均−8.5kg、15mg投与群では平均−10.7kgと、用量が高いほど大きな減量効果が確認されました[2]。

比較対象のトルリシティ0.75mg群が−0.5kgにとどまったのに対し、マンジャロ群では統計的に有意な体重減少が認められています。

日本人はBMI 26前後と欧米人に比べて肥満度が低い集団での試験であったにもかかわらず、これだけの減量効果が得られたことは注目に値するでしょう。

ただし、この試験の対象は2型糖尿病患者であり、糖尿病のない方が減量目的で服用した場合に同じ結果が得られるとは限らない点は理解しておく必要があります。

試験結果はあくまで平均値であり、実際の効果には個人差があることを踏まえたうえで、治療計画の参考にしていただくのが望ましいです

海外の肥満患者を対象とした試験(SURMOUNT-1)の結果

海外で実施されたSURMOUNT-1試験は、2型糖尿病を持たない肥満患者2,539例を対象に、72週間にわたってマンジャロの減量効果を検証した大規模臨床試験です[3]。

5mg投与群では平均−15.0kg、10mg投与群では平均−19.5kg、15mg投与群では平均−20.9kgと、日本人試験を大きく上回る体重減少が報告されました[3]。

15mg群では体重の約20%以上が減少しており、これは体重100kgの方であれば約20kg以上に相当する数値です。

海外試験の被験者は平均体重が100kgを超える高度肥満の集団であったため、もともとの体重が大きいぶん減量幅も大きくなっている点は考慮が必要でしょう。

いずれのデータも、マンジャロが他の減量薬と比較して強力な体重減少効果を持つことを裏付ける根拠として評価できるでしょう

マンジャロの効果はいつから出る?時期別の目安

マンジャロを始めた方がもっとも気になるのは「いつ頃から体重が減り始めるのか」という点でしょう。

効果の現れ方には個人差がありますが、臨床試験や実際の診療経験から、おおよその目安を時期別に整理することができます

焦って早期に判断するのではなく、段階的な変化を理解したうえで治療に取り組むことが成功への近道です。

投与開始〜4週間(体が慣れる導入期)

マンジャロは治療開始時に2.5mgの低用量から始め、最初の4週間で体をお薬に慣らしていきます[1]。

この期間は本格的な減量を目指すフェーズではなく、消化器症状などの副作用リスクを最小限に抑えながら体の反応を確認する期間です。

2.5mgの段階でも食欲の変化や満腹感の持続を実感し始める方はいらっしゃいますが、体重計の数値に大きな変化が出るのはもう少し先になるケースがほとんどでしょう。

「まだ効果がない」と感じても焦る必要はなく、次の増量ステップに向けた大切な準備期間として捉えることが重要です。

1〜3か月目(体重減少を実感しやすい時期)

4週間の導入期を経て5mgに増量すると、食欲抑制や満腹感の持続がより明確に感じられるようになる方が多いです。

この時期から体重計の数値にも変化があらわれ始め、1〜3か月で体重の約3〜5%の減少が一つの目安とされています。

体重60kgの方であれば1.8〜3.0kg程度の減量に相当し、「ベルトの穴が一つ変わった」「顔周りがスッキリした」といった見た目の変化を感じやすい時期でもあります。

食事量が自然と減っていることに気づき、食習慣そのものが変わり始める方も多いでしょう。

体重減少に伴って血圧やコレステロール値などの数値が改善し始めるケースも報告されており、健康面でのメリットを感じやすい時期です。

6か月以降(効果のピークと維持期)

臨床試験のデータでは、マンジャロの体重減少効果は投与開始から6〜9か月後にピークを迎えることが示されています[3]。

6か月以降は体重の約7〜10%以上の減少が見込まれ、体重60kgの方であれば4〜6kg以上に相当する数値です。

ピークを過ぎると体重は徐々に安定期に入り、それ以降は減量の維持と生活習慣の定着が治療の中心となっていきます。

この段階で食事や運動の習慣がしっかり身についていると、将来的にお薬を減量・中止した後もリバウンドを防ぎやすくなるでしょう。

短期間での結果にこだわりすぎず、医師と相談しながら長期的な視点で治療を続けることが大切です。

マンジャロがオゼンピック・リベルサスより痩せるとされる理由

マンジャロが注目を集める理由の一つに、従来のGLP-1製剤であるオゼンピックやリベルサスよりも高い減量効果が報告されている点があります。

ここでは、GLP-1単独製剤とマンジャロの違いを整理し、臨床試験で示された直接比較のデータを紹介します

GLP-1単独とGIP/GLP-1デュアルの違い

オゼンピック(セマグルチド注射)やリベルサス(セマグルチド内服)は、GLP-1受容体のみに作用するGLP-1受容体作動薬です。

GLP-1単独でも食欲抑制、胃排出遅延、血糖コントロールといった作用は十分に発揮されますが、GIP受容体への作用は持っていません。

マンジャロはGLP-1に加えてGIP受容体にも同時に作用するため、GLP-1単独では得られない脂肪組織でのエネルギー代謝改善やインスリン抵抗性の改善といった追加の効果が期待できます[2]。

2つのホルモン経路を同時に刺激することで作用が相乗的に高まり、食欲・代謝・脂肪蓄積という複数の側面から減量にアプローチできる点がGLP-1単独製剤との根本的な違いです。

この二重作用のアプローチは、とくにGLP-1製剤を試したものの十分な効果を感じられなかった方にとって有力な選択肢となり得ます

SURPASS-2試験で示されたオゼンピックとの直接比較データ

マンジャロとオゼンピックの減量効果を直接比較したSURPASS-2試験では、2型糖尿病患者1,879例を対象に40週間にわたって投与がおこなわれました[2]。

オゼンピック1mg群の平均体重減少は−5.7kgであったのに対し、マンジャロ5mg群は−7.6kg、10mg群は−9.3kg、15mg群は−11.2kgと、すべての用量でオゼンピックを上回る結果が示されています[2]。

最大用量同士で比較すると、マンジャロ15mgはオゼンピック1mgの約2倍の体重減少効果を示したことになります。

加えて、血糖降下作用(HbA1cの改善)においてもマンジャロが優位であったことから、血糖管理と体重管理の両面で高い有用性が確認されました。

副作用の発現率については両群でほぼ同程度であり、消化器症状(吐き気・下痢・嘔吐)が主な有害事象として報告されています。

効果と安全性のバランスを総合的に見ても、マンジャロは現時点でもっとも強力な減量効果が期待できるインクレチン関連薬の一つといえるでしょう

マンジャロで痩せない人の特徴と効果を高めるコツ

マンジャロは高い減量効果が報告されているお薬ですが、すべての方が同じように痩せるわけではありません。

「思ったほど体重が減らない」と感じる方には共通する原因がいくつかあり、それらを理解して対策を取ることで効果を引き出しやすくなります

痩せにくい人に共通する4つの原因

マンジャロを服用しても期待どおりに痩せない場合、まず考えられるのは投与期間がまだ短いという点です。

効果のピークは6〜9か月後とされており、開始から数週間で「効果がない」と判断するのは時期尚早といえます。

2つ目の原因は、お薬に頼るだけで食事内容の見直しをおこなっていないケースです。

食欲が抑えられているにもかかわらず、高カロリーな食事や糖質・脂質の多いメニューを続けていると、摂取カロリーが十分に下がらず減量効果が得られにくくなります。

3つ目として、運動習慣がまったくない場合は基礎代謝が低下した状態が続き、消費カロリーが不足しやすくなるでしょう。

4つ目は、もともとBMIが低い(18.5〜20程度)方では減量の余地自体が小さいため、大幅な体重減少は見込みにくい傾向があります。

お薬の効果を最大限に引き出すには、これらの原因を一つずつ確認し、改善できるポイントから取り組んでいくことが大切です。

減量効果を最大化する食事・運動・生活習慣のポイント

マンジャロの効果を高めるためにもっとも重要なのは、食事の「質」を意識することです。

食欲が自然と抑えられている期間に、たんぱく質を中心としたバランスのよい食事へ切り替えることで、筋肉量を維持しながら脂肪を効率よく落とすことができます

鶏むね肉、魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れ、野菜をたっぷり添えたメニューを基本にするとよいでしょう。

運動面では、週2〜3回の軽い筋力トレーニングがとくに効果的です。

マンジャロの食欲抑制効果で食事量が減ると、放っておくと筋肉量も一緒に落ちてしまい、基礎代謝が下がる原因になりかねません。

スクワットやウォーキングなど無理のない範囲で体を動かす習慣をつけることが、リバウンドを防ぐうえでも重要なポイントです。

加えて、毎日の体重記録や食事内容のメモを続けると、自分の変化を客観的に把握できるため、モチベーションの維持にもつながるでしょう

よくある質問

Q. マンジャロの副作用にはどんなものがありますか?

もっとも多く報告されているのは吐き気、下痢、便秘、食欲減退などの消化器症状です[1]。

多くの場合は投与開始直後や増量時にあらわれ、体がお薬に慣れるにつれて2〜4週間で軽減していく傾向があります。

症状がつらい場合は自己判断で中断せず、早めに医師へ相談してください。

Q. マンジャロをやめたらリバウンドしますか?

投与を中止すると食欲抑制効果が徐々に薄れるため、以前の食事量に戻ればリバウンドする可能性があります[3]。

治療中に身につけたバランスのよい食習慣や適度な運動を継続できれば、体重の維持は十分に見込めるでしょう。

中止のタイミングは必ず医師と相談のうえで決めることをおすすめします。

Q. マンジャロとゼップバウンドは何が違いますか?

マンジャロとゼップバウンドは有効成分(チルゼパチド)が同じお薬で、適応症が異なります。

マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されており、ゼップバウンドは肥満症の治療薬として承認されています。

お薬の中身は同一であるため、医師と相談のうえでご自身の状況に合った処方を選ぶのが望ましいでしょう。

Q. 食事制限や運動をしなくても痩せますか?

マンジャロの食欲抑制効果により、意識しなくても食事量が自然と減り、体重が落ちていくケースは多く報告されています。

ただし、高カロリーな食事を続けていたり運動習慣がまったくなかったりすると、十分な効果が得られない場合もあるでしょう。

お薬の力を最大限に活かすためには、食事内容の見直しと適度な運動を並行して取り入れることが大切です。

Q. マンジャロは誰でも処方してもらえますか?

マンジャロはすべての方に処方できるお薬ではなく、妊娠中・授乳中の方、膵炎の既往がある方、甲状腺髄様がんの家族歴がある方などは服用できません[1]。

減量目的での処方は自由診療に該当し、医師の診察を受けたうえで適応が判断されます。

安心して治療を始めるためにも、まずは医療機関で相談し、自分に合ったお薬かどうかを確認してください。

まとめ

マンジャロ(チルゼパチド)はGIPとGLP-1の2つのホルモン受容体に同時に作用する世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。

痩せる理由は、食欲抑制・満腹感の持続・血糖値の安定・脂肪代謝の促進・インスリン感受性の改善という5つの作用が連動して働くためです。

日本人を対象とした臨床試験では52週間で最大−10.7kg、海外の肥満患者を対象とした試験では最大−20.9kgの体重減少が報告されています[2][3]。

オゼンピックとの直接比較試験においても、マンジャロは全用量で上回る減量効果を示しました。

効果は4〜12週間で実感し始め、6〜9か月後にピークを迎える傾向があるため、焦らず継続することが成功への近道です。

お薬の効果を最大化するにはたんぱく質中心の食事と適度な運動を組み合わせ、筋肉量を維持しながら減量を進めることが重要といえます。

治療の開始・増量・中止はすべて医師と相談のうえで決め、安心できる環境で長期的な体重管理に取り組んでいきましょう。

参考文献

[1] PMDA マンジャロ皮下注アテオス 添付文書 https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/170050_2499015G1020_1_06

[2] 日本イーライリリー マンジャロ適正使用情報 https://www.lilly.co.jp/our-medicines/mounjaro

[3] Jastreboff AM, et al. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(4):327-340. https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。