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マンジャロの保管方法を徹底解説!冷蔵庫の置き場所・常温保存の条件・旅行時の持ち運びまで

  • マンジャロ

「マンジャロは冷蔵庫のどこに入れればいい?」「うっかり常温で放置してしまったけど使える?」「旅行に持っていくときはどうすればいい?」と、保管方法に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。

マンジャロ(チルゼパチド)は温度や光の影響を受けやすい注射製剤であり、正しく保管できていないとお薬の成分が変性して効果が得られなくなる可能性があります。

基本は2〜8℃の冷蔵保存ですが、条件を守れば30℃以下の室温で最大21日間まで保管することも可能です。

一方で、凍結させてしまった場合は解凍しても使用できないため、冷蔵庫内の置き場所にも注意が必要です。

この記事では、マンジャロの基本的な保管方法から、冷蔵庫に入れ忘れたときの対処法・旅行や外出時の持ち運び方・使用済み注射器の捨て方までを分かりやすく解説します。

高額なお薬を無駄にしないためにも、ぜひ最後までお読みください。

マンジャロの基本的な保管方法

マンジャロを安全に使用し、効果を最大限に引き出すためには、適切な温度管理が欠かせません。

ここでは、添付文書に記載されている公式な保管ルールを確認していきましょう。

2〜8℃の冷蔵庫で遮光保存が原則

マンジャロの添付文書には、保管方法として「2〜8℃で保存、遮光のため外箱に入れて保存」と記載されています[1]。

つまり、冷蔵庫に外箱に入れたまま保管するのが正しい保存方法です。

外箱に入れたまま保管する理由は、マンジャロの有効成分であるチルゼパチドが光によって分解される可能性があるためです。

外箱から出して冷蔵庫に入れている方もいるかもしれませんが、品質を保つためには必ず外箱のまま保管してください。

使用期限は外箱に記載されていますので、期限を過ぎたお薬は使用せず、処方元の医療機関に相談してください。

冷蔵庫の中でおすすめの場所・避けるべき場所

冷蔵庫の中でも、場所によって温度にばらつきがあります。

おすすめの場所は、温度が比較的安定しているドアポケットや野菜室です。

野菜室は通常3〜8℃程度に保たれており、冷気が直接当たりにくいため凍結のリスクが最も低い場所といえます。

一方、絶対に避けるべき場所は冷気の吹き出し口の近くです。

吹き出し口付近は設定温度よりも低くなりやすく、気づかないうちにマンジャロが凍結してしまうリスクがあります。

チルド室や冷凍室も温度が低すぎるため入れてはいけません。冷蔵庫の奥側も冷気がたまりやすいため、できるだけ手前側の安定した位置に置くようにしましょう。

凍結は絶対NG!凍らせたら使用不可

マンジャロの保管で最も注意すべきポイントが「凍結させないこと」です。

マンジャロの有効成分はタンパク質(ペプチド)でできているため、一度でも凍結すると成分の構造が壊れ(変性)、元に戻ることはありません。

凍結した製品は、たとえ解凍したとしても安全性や効果が保証されないため、使用することはできません[1]。

また、凍結によって注入器(アテオス)の内部構造が破損する可能性もあります。

「うっかり冷凍庫に入れてしまった」「冷蔵庫の吹き出し口付近で凍ってしまった」という場合は、そのお薬は廃棄してください。

マンジャロを常温で保管する場合のルール

冷蔵庫での保管が原則ですが、旅行や出張などやむを得ない事情がある場合には、条件つきで常温保管も認められています。

ここでは、常温保管が許される条件と注意点を詳しく解説します。

30℃以下の室温で最大21日間まで保管可能

マンジャロは、冷蔵庫が使えない場合に限り、30℃以下の室温で合計21日間まで保管することが認められています[1]。

ポイントは、21日間は「連続した日数」ではなく、「常温に置かれていた時間の累計」で管理する点です。

週1回の注射のたびに30分程度常温に出す程度であれば、21日間の上限に達するまでかなりの余裕があるため、日常的な使用では心配する必要はほとんどありません。

ただし、旅行などで数日間連続して常温に置く場合は、累計日数をしっかり把握しておくことが大切です。

常温保管後に冷蔵庫に戻してもよいか

マンジャロは一度常温に出した後でも、再び冷蔵庫に戻して保管することが可能です。

「一度冷蔵庫から出したら戻してはいけない」と誤解している方もいますが、この点については添付文書に照らしても問題ありません。

大切なのは、冷蔵庫の外に出していた累計時間が21日間を超えないように管理することです。

累計時間の管理が不安な方は、メモやスマートフォンのカレンダーに「冷蔵庫から出した時間」を記録しておくと安心です。

30℃を超える環境に置いてしまったら

30℃を超える環境に放置してしまった場合は、お薬の品質が保証されなくなるため使用を避けたほうが安全です。

特に注意が必要なのは夏場の車内です。夏の車内温度は短時間で50℃以上に達することがあり、マンジャロを車の中に置いたまま買い物に行くだけでも品質が損なわれるリスクがあります。

30℃を超えたかどうか判断が難しい場合は、自己判断で使用せず、処方元の医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

高額なお薬を無駄にしたくない気持ちは理解できますが、品質が不確かなお薬を使用することは体にとってリスクになります。

冷蔵庫に入れ忘れたときの対処法

「帰宅後にマンジャロを冷蔵庫に入れ忘れてテーブルの上に置きっぱなしにしてしまった」というケースは珍しくありません。

ここでは、入れ忘れに気づいたときにどう判断すればよいかを解説します。

数時間〜数日の放置なら使える可能性がある

マンジャロは30℃以下の室温で累計21日間まで保管が認められているため、数時間から数日程度の常温放置であれば、品質上は問題なく使用できる可能性が高いといえます。

大切なのは、放置していた時間の室温が30℃を超えていなかったかどうかです。

冬場やエアコンが効いた室内であれば30℃を超えることは考えにくいため、入れ忘れに気づいた時点ですぐに冷蔵庫に戻せば問題ないでしょう。

放置時の室温と時間を可能な範囲で確認し、少しでも不安がある場合は医師や薬剤師に相談してから使用を判断してください。

見た目で品質を確認する方法

保管状態に不安がある場合は、使用前にお薬の外観を確認することも大切です。

マンジャロの薬液は通常、無色〜微黄色の澄明な液体です。薬液が濁っている、色が明らかに変わっている、粒子や浮遊物が見える、といった異常がある場合は使用しないでください。

また、注入器(アテオス)に破損やヒビが入っていないかも確認しましょう。

迷った場合は、使用せずに医師に確認するのが最も安全な対応です。

旅行・外出時のマンジャロの持ち運び方

旅行や出張でマンジャロを持ち運ぶ必要がある場合、温度管理をどうすればよいか不安に感じる方も多いでしょう。

ここでは、日帰り外出から長期旅行、飛行機での移動まで、シーン別の持ち運び方法を解説します。

30℃以下なら保冷バッグなしでも持ち運び可能

日本イーライリリー(マンジャロの製造元)は、30℃を超えない環境であれば遮光のうえでそのまま持ち運びできるとしています。

気温が30℃以下の季節であれば、外箱に入れたままカバンに入れて持ち歩くだけで問題ありません。

春・秋・冬の移動であれば、特別な保冷グッズがなくても安全に携帯できるケースがほとんどです。

夏場や長時間の移動には保冷バッグを使用

気温が30℃を超える夏場や、長時間の移動が必要な場合は、保冷バッグと保冷剤を使って温度管理をしましょう。

保冷バッグを使用する際の注意点は、保冷剤がマンジャロに直接触れないようにすることです。保冷剤が直接当たると凍結してしまうリスクがあるため、タオルや布で包んでからバッグに入れてください。

100円ショップやドラッグストアで購入できる小型の保冷バッグと保冷剤で十分対応できます。

宿泊先に到着したら、すぐに冷蔵庫に入れて保管しましょう。ホテルの冷蔵庫を使用する場合も、冷気の吹き出し口付近は避け、凍結しない位置に置くようにしてください。

飛行機への持ち込みは基本的にOK

マンジャロは医薬品であるため、飛行機の機内に持ち込むことが基本的に認められています。

国内線では特別な書類は必要ない場合がほとんどですが、保安検査の際にスムーズに通過できるよう、外箱やお薬の説明書を一緒に持っていくとよいでしょう。

国際線の場合は、国や航空会社によって持ち込みの基準が異なる場合があります。英文の処方証明書や診断書があると安心ですので、海外旅行の際は事前に処方医に相談し、必要な書類を準備しておくことをおすすめします。

預け荷物(スーツケース)に入れると貨物室の温度管理が保証されず凍結リスクがあるため、必ず機内持ち込み手荷物に入れて携帯してください。

季節別の保管で気をつけるポイント

マンジャロの保管は季節によってリスクが変わります。

夏と冬それぞれの注意点を押さえておきましょう。

夏場:高温と直射日光に注意

夏場の最大のリスクは「高温」です。

特に危険なのは車内への放置です。夏の車内は短時間でも50℃以上に達するため、「ちょっと買い物に行くだけ」のつもりでも車に置きっぱなしにするのは避けてください。

クリニックや薬局からの帰宅時も、気温が高い日は保冷バッグを持参してお薬を受け取ることをおすすめします。

帰宅したらすぐに冷蔵庫へ入れる習慣をつけましょう。

冬場:凍結リスクに注意

冬場は高温の心配がない代わりに、「凍結」のリスクに注意が必要です。

暖房を使っていない玄関先や廊下など、室温が0℃近くまで下がる場所にマンジャロを置いてしまうと、凍結してしまう可能性があります。

冷蔵庫の外で一時的に保管する場合も、冬場は室温が極端に低くなっていないかを確認してから置くようにしましょう。

届いた際にお薬が異常に冷たい、薬液が凍っている様子がある場合は使用せず、配送元や処方元に問い合わせてください。

使用済みマンジャロの正しい捨て方

マンジャロを使い終わった後の廃棄方法も、安全に治療を続けるうえで知っておくべき大切なポイントです。

使用済みの注射器は一般のごみとは異なる扱いが必要な場合があります。

使用後の注射器は硬い容器に入れて廃棄

マンジャロ(アテオス)は、使用後に注射針が本体に格納される安全設計になっています。

しかし、そのままごみ袋に入れるのではなく、しっかりフタのできる硬い容器に入れてから廃棄することが推奨されています。

牛乳パックやお薬の空き容器など、針が突き抜けない素材の容器を使いましょう。

容器に入れたあとは、さらにごみ袋に入れてから廃棄します。

廃棄方法は自治体によって異なる

使用済み注射器の廃棄ルールは、お住まいの自治体によって異なります。

家庭ごみとして収集している自治体もあれば、医療廃棄物として家庭ごみでは収集していない自治体もあります。

家庭ごみとして出せない地域にお住まいの場合は、処方元のクリニックや薬局に持ち込んで回収してもらう方法が一般的です。

廃棄方法に迷ったら、処方時に医師やスタッフに「使用済みの注射器はどう捨てればいいですか」と確認しておくとスムーズです。

マンジャロの保管方法に関するよくある質問

Q1. マンジャロは注射前に常温に戻す必要がある?

必須ではありませんが、冷蔵庫から出してすぐのお薬は薬液が冷たいため、注射時に痛みを感じやすくなることがあります。

注射の15〜30分前に冷蔵庫から出して常温に戻しておくと、注入時の痛みを改善できるでしょう。

注射が終わった後に未使用分がある場合は、すぐに冷蔵庫に戻しましょう。

Q2. マンジャロの薬液に気泡が入っているけど大丈夫?

マンジャロの薬液内に小さな気泡が見えることがありますが、これは正常な状態であり品質に問題はありません。

マンジャロのアテオスは、気泡の有無にかかわらず一定量のお薬が注入される設計になっています。

気泡を抜く操作は不要ですので、そのまま通常の手順で注射してください。

Q3. オンライン診療で届いたマンジャロの配送状態が心配

オンライン診療でマンジャロを処方してもらう場合、配送中の温度管理が気になる方もいるでしょう。

多くのクリニックでは冷蔵便(クール便)で配送していますが、注文時に冷蔵配送であるかどうかを事前に確認しておくと安心です。

届いた際に薬液が凍っている、外箱が大きく破損しているなどの異常があった場合は、使用せずに配送元に連絡しましょう。

Q4. 使用期限が切れたマンジャロは使える?

使用期限が過ぎたマンジャロは、たとえ適切に保管していたとしても使用しないでください。

使用期限は外箱に印字されていますので、複数本をまとめて購入している方は定期的に確認する習慣をつけましょう。

期限切れのお薬の処分方法については、処方元の医療機関に相談してください。

マンジャロの保管方法・持ち運び・廃棄まとめ

マンジャロの保管は、2〜8℃の冷蔵庫で外箱に入れたまま遮光保存するのが基本ルールです。

冷蔵庫内では冷気の吹き出し口を避け、ドアポケットや野菜室など温度が安定した場所に置きましょう。

凍結させてしまうとお薬の成分が壊れて使用できなくなるため、チルド室や冷凍室には絶対に入れないでください。

やむを得ず常温で保管する場合は、30℃以下の環境で累計21日間までが上限です。

旅行や外出時は、30℃以下であれば外箱のまま持ち運びが可能ですが、夏場は保冷バッグと保冷剤を活用してください。

飛行機では貨物室ではなく機内持ち込みで携帯し、凍結リスクを避けることが大切です。

正しい保管方法を守ることで、マンジャロの効果を最後まで確実に引き出すことができます。

参考文献

[1] 日本イーライリリー株式会社「マンジャロ皮下注 添付文書」(2025年7月改訂)
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00070640.pdf

※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。