熱や咳は治ったのに、だるさや息切れ、においのわかりにくさが続いて、「コロナの後遺症はいつまで続くの?」と不安になっていませんか。
罹患後症状のマネジメントでは、WHOの定義として、通常は発症から3か月たった時点にもみられ、少なくとも2か月以上続き、ほかの病気では説明がつかない症状を罹患後症状としています[1]。
同じ資料では、流行初期の2021年の時点で、このような症状は3か月ほどで約3分の2が回復するとされていました[1]。
神奈川県は、症状の程度は変わりやすく、消えたあとに再び出ることもあるものの、適切に対応すれば多くの場合改善すると説明しています[2]。
この記事では、後遺症が続く期間の目安、症状ごとの回復の目安、長引くときの過ごし方、相談先をまとめました。
今の症状と照らし合わせながら、回復までの見通しを立てる参考にしてみてください。
コロナの後遺症(罹患後症状)とは?
あなたのコロナが治ったあとも続く体調不良は、罹患後症状(いわゆる後遺症)にあたる可能性があります。
罹患後症状のマネジメントでは、WHOの定義として、通常は発症から3か月たった時点にもみられ、少なくとも2か月以上続き、ほかの病気では説明がつかない症状を罹患後症状としているためです[1]。
神奈川県のページでは、主な症状として倦怠感、頭痛、息切れ・動悸、味覚・嗅覚の障害、脱毛、ブレインフォグなどが挙げられています[2]。
静岡県の資料によると、疲労感や関節痛、記憶障害、睡眠障害、筋力低下などがみられることもあります[3]。
熱が下がって仕事に戻ったのに、夕方になると体が重く、家事が手につかないという方もいるでしょう。
周りからは治ったように見えるぶん、つらさを説明しにくいですよね。
2か月以上続く不調があるときは、後遺症の可能性も考えながら、かかりつけ医に相談してみましょう。
2か月以上続きほかの病気では説明できない症状
あなたの症状がコロナにかかってから2か月以上続き、ほかの病気では説明がつかないなら、罹患後症状にあてはまる可能性があります。
神奈川県のページでも、WHOの定義として、新型コロナにかかった人にみられ、少なくとも2か月以上続き、ほかの病気では説明がつかないもので、通常は発症から3か月たった時点でもみられると説明されているためです[2]。
静岡県の資料では、症状が続いたり新しい症状が出たりする場合は、持病の悪化や別の病気が原因のこともあると注意を促しています[3]。
後遺症かどうかを判断するには、ほかの病気が隠れていないかを医師が確かめることが大切です。
「これは後遺症なのか、ただの疲れなのか」と、自分では区別がつかずに悩む方もいるでしょう。
はっきりしない不調が続くと、不安が積み重なりますよね。
症状が出始めた時期や続いている期間をメモしておき、受診したときに医師へ伝えられるようにしておきましょう。
軽症だった人にも後遺症が出ることがある
あなたのコロナが軽症だったとしても、後遺症が出ることはあります。
罹患後症状のマネジメントで紹介されている国内の住民調査では、感染から3か月後に罹患後症状があった人の割合は11.7〜23.4%で、感染していない人が2か月以上続く症状をもっていた割合の2〜3倍だったと報告されているためです[1]。
静岡県の資料では、感染から6か月後に10%以上の人に何らかの症状がみられるとされています[3]。
同じ資料によると、罹患後症状は決して珍しいものではありません[3]。
自宅で数日休んだだけで回復したのに、1か月ほどたってから息切れや物忘れが気になり始めたという方もいるでしょう。
軽く済んだと思っていた分、あとから出てくる不調には戸惑いますよね。
軽症だったからと我慢せず、気になる症状が続くときは早めに医療機関に相談すると安心です。
コロナの後遺症はいつまで続く?
あなたの後遺症は、多くの場合、時間とともに少しずつよくなっていきます。
罹患後症状のマネジメントでは、罹患後症状の大半は時間の経過とともに改善し、数か月から半年程度で徐々によくなることが多いと示されているためです[1]。
神奈川県のページでも、どのくらい続くかははっきりしていないものの、時間の経過とともに起こる割合は下がる傾向があると説明されています[2]。
静岡県の資料によると、人によっては1年以上にわたって症状が続く場合もあります[3]。
「来月には治るのか、それとも何年も続くのか」と、先の見えない不安を抱えている方もいるでしょう。
ゴールが見えないまま過ごすのは、心が疲れてしまいますよね。
3か月・半年・1年をひとつずつの区切りとして、焦らずに回復の様子を見守っていきましょう。
3か月ほどで約3分の2は回復するとされる
あなたの後遺症は、3か月ほどで落ち着いてくることが期待できます。
罹患後症状のマネジメントでは、流行初期の2021年の時点で、このような症状は3か月ほどで約3分の2が回復するとされていたためです[1]。
同じ資料では、成人も子どもも罹患後症状は時間とともに改善していく一方で、一部の人では長く症状が残ることも示されています[1]。
2か月ほど続いた息切れが、3か月目に入るころには駅の階段を上っても気にならなくなったと感じる方もいるでしょう。
回復の早さは、症状の種類や体の状態によって人それぞれです。
あと何か月かかるのかと考えると、気が遠くなりますよね。
3か月をひとつの目安にしつつ、日常生活に支障があるときは早めに医療機関に相談しておくと安心です。
数か月から半年ほどかけてよくなることが多い
あなたの後遺症が3か月を過ぎても残っている場合でも、半年ほどかけて少しずつ改善していくことが多くみられます。
罹患後症状のマネジメントでは、罹患後症状の大半は時間の経過とともに改善し、数か月から半年ほどかけてよくなっていくことが多いとされているためです[1]。
同じ資料によると、症状がよくなったり悪くなったりを繰り返しながら回復していく場合もあります[1]。
神奈川県のページでも、症状の程度は変わりやすく、消えたあとに再び出ることもあると説明されています[2]。
調子のよい日に予定を詰め込んだら、翌日にどっと疲れが出てしまったという方もいるでしょう。
よくなったと思ったらまたつらくなると、回復しているのか不安になりますよね。
波があるものと知っておき、調子のよい日と悪い日を記録しながら、長い目で回復を見守りましょう。
1年以上症状が続く人もいる
あなたの後遺症が長引いた場合、1年以上症状が残る人もいます。
静岡県の資料では、人によっては1年以上にわたって症状が続く場合があるとされているためです[3]。
罹患後症状のマネジメントで紹介されている国内の入院患者の調査では、何らかの罹患後症状があった人の割合は、3か月で約46%、12か月で約33%、24か月で約26%でした[1]。
この調査は入院した人を対象としたもので、自宅で療養した軽症の人とは状況が異なります。
仕事を続けながら、半年以上も疲れやすさや集中しにくさと付き合っているという方もいるかもしれません。
長く続く症状と向き合うのは、心も体も消耗しますよね。
長引くときはひとりで抱え込まず、後遺症に対応している医療機関も含めて相談先を探していきましょう。
症状別にみた回復の目安
あなたの後遺症がいつまで続くかは、症状の種類によって目安が異なります。
神奈川県のページでは、味覚・嗅覚の障害は多くが感染後1か月程度で自然に治り、脱毛は発症後1〜2か月ごろから現れて約6か月で少しずつ改善するなど、症状ごとの経過が説明されているためです[2]。
静岡県の資料では、脱毛は皮膚科、嗅覚・味覚障害は耳鼻咽喉科など、症状ごとに相談先の診療科も示されています[3]。
埼玉県の症例集によると、味覚障害は嗅覚障害より改善が早い傾向がありました[4]。
においは戻ってきたのに、だるさだけがなかなか抜けないという方もいるでしょう。
症状ごとに回復のペースが違うと、どれが治ったのかわかりにくいですよね。
今ある症状を書き出し、それぞれの目安と照らし合わせながら回復の様子を確かめていきましょう。
味覚・嗅覚の変化は1か月ほどで治ることが多い
あなたの味覚や嗅覚の変化は、1か月ほどで自然に治っていくことが多くみられます。
神奈川県のページでは、味覚・嗅覚の障害の多くは感染後1か月程度で自然に治るとされているためです[2]。
埼玉県の症例集では、国内のアンケートで発症1か月後の改善率は味覚障害で約84%、嗅覚障害で約60%と紹介されています[4]。
神奈川県のページには、2週間以上続く場合は受診を考えるよう案内があります[2]。
コーヒーの香りがわからないまま数週間がたち、このまま戻らないのではと心配になる方もいるでしょう。
食事が楽しめない日が続くと、気持ちまで沈んでしまいますよね。
2週間以上続くときは耳鼻咽喉科などで相談し、においや味の戻り具合を週に1回ほど確かめていきましょう。
脱毛は発症後1〜2か月で始まり半年ほどで改善していく
あなたにコロナのあとで抜け毛が増えたなら、半年ほどかけて少しずつ改善していくことが期待できます。
神奈川県のページでは、脱毛は発症後1〜2か月ごろから現れることが多く、約6か月で徐々に改善するとされているためです[2]。
静岡県の資料でも、脱毛は罹患後症状のひとつとして挙げられ、相談先の例として皮膚科が示されています[3]。
シャンプーのたびに排水口にたまる髪の量が増え、ドライヤーをかけるのが怖くなったという方もいるでしょう。
熱が下がってしばらくたってから抜け毛が始まるため、コロナとの関係に気づきにくいこともあります。
髪のことは見た目にも関わり、気持ちが落ち込みやすいですよね。
抜け毛が気になるときは、半年ほどの経過を目安にしつつ、皮膚科で相談してみると安心です。
だるさやブレインフォグはよくなったり悪くなったりしながら回復する
あなたのだるさや頭がぼんやりする感じは、よくなったり悪くなったりを繰り返しながら少しずつ回復していきます。
罹患後症状のマネジメントでは、罹患後症状の大半は時間の経過とともに改善するものの、症状がよくなったり悪くなったりを繰り返す場合もあるとされているためです[1]。
神奈川県のページでは、ブレインフォグは物忘れや考えがまとまらないといった症状で、考えることに強い疲れを感じることがあると説明されています[2]。
同じページによると、倦怠感は安静にすると楽になるものの、少し動くと動けなくなることもあります[2]。
会議で話している途中に言葉が出てこなかったり、読んだメールの内容がすぐに頭から抜けたりして戸惑う方もいるでしょう。
見た目ではわかりにくい症状だからこそ、つらさを伝えにくいですよね。
調子のよい日にも無理をせず、症状の波を記録しながら回復を待ちましょう。
後遺症が長引くときの過ごし方
あなたの後遺症が長引いているときは、無理をせず、自分のペースで少しずつ活動量を戻していきましょう。
東京都の後遺症ポータルでは、自分のペースで活動し、調子がよいときも頑張りすぎず余力を残すことや、元の生活に戻るには時間がかかると理解することがすすめられているためです[5]。
罹患後症状のマネジメントでは、症状が強い場合は、体を動かしたあとに症状が悪くなることに注意し、日々の活動量を調整するよう推奨されています[1]。
体力を戻そうとジョギングを始めたら、翌日から何日も寝込んでしまったという方もいるかもしれません。
十分な睡眠やバランスのよい食事も、回復のために心がけたいこととして挙げられています[5]。
早く元の生活に戻りたいと、つい焦ってしまいますよね。
できることと難しいことを整理し、周りの人の手も借りながら、焦らずに回復を目指していけると安心です。
疲れる前に休み自分のペースで活動する
あなたにだるさや疲れやすさがあるなら、疲れてから休むのではなく、疲れる前に休むことを心がけましょう。
東京都の後遺症ポータルのQ&Aでは、倦怠感や疲労感からの回復に向けて、疲れが出てから休むのではなく、疲れる前に休むことが大切とされているためです[6]。
同じQ&Aでは、できる範囲のことをする、頑張りすぎない、自分のペースで活動する、周りに手伝ってもらうといった心がけが挙げられています[6]。
家事を午前と午後に分け、間に横になる時間をつくるなど、1日の予定に休憩を組み込んでいる方もいるでしょう。
夜更かしを避け、昼夜逆転しないように十分な睡眠をとることもすすめられています[6]。
やることが山積みだと、休むことに罪悪感を覚えてしまいますよね。
1日の中にこまめな休憩をあらかじめ予定として入れておくと、疲れをためこまずに過ごせます。
体を動かしたあとに悪化するときは活動量を調整する
あなたが体を動かしたあとに症状が悪化するなら、運動を増やすのではなく、日々の活動量を調整しましょう。
罹患後症状のマネジメントでは、症状が強い場合は体を動かしたあとに症状が悪化すること(PESE)に注意し、運動療法を避けて日々の活動量を調整するよう推奨されているためです[1]。
同じ資料では、痛みに対しては鎮痛薬などの対症療法が中心で、効果が乏しい薬は漫然と続けないよう示されています[1]。
体力を戻そうとウォーキングを急に増やしたら、翌日以降にだるさがぶり返して寝込んでしまったという方もいるでしょう。
東京都の後遺症ポータルでも、無理のない範囲で少しずつ体を動かすことがすすめられています[5]。
動けない自分に、もどかしさを感じてしまいますよね。
活動したあとの体調の変化を記録し、症状が悪化しない範囲を医師と相談しながら見つけていくと安心です。
後遺症の相談先と受診の目安
あなたの後遺症が続いて日常生活に困っているなら、まずはかかりつけ医や、感染時に診てもらった医療機関に相談しましょう。
群馬県は、後遺症と思われる症状があるときは、かかりつけ医や感染時に診断・治療を受けた医療機関、症状に応じた診療科のある医療機関に相談するよう案内しているためです[7]。
東京都の後遺症ポータルでも、後遺症を疑う症状がある場合は、激しい運動や無理な活動は避けて、まずかかりつけの医療機関や保健所等に相談するよう示されています[6]。
神奈川県のページによると、必要に応じて地域の医療機関から大学病院などへ紹介を受けることもあります[2]。
「どこに相談すればいいのかわからない」と迷ううちに、何か月もたってしまったという方もいるでしょう。
体調がすぐれないなかで受診先を探すのは、負担に感じますよね。
症状が出始めた時期や続いている症状をメモにまとめて、身近な医療機関に相談してみてください。
まずはかかりつけ医や後遺症に対応する医療機関に相談する
あなたにかかりつけ医がいれば、まずはかかりつけ医に後遺症の症状を相談するのが近道になります。
神奈川県のページでは、罹患後症状が続く場合は、まずかかりつけ医療機関か、罹患後症状に対応している地域の医療機関に相談するよう案内されているためです[2]。
かかりつけ医がいない場合でも、東京都の後遺症ポータルのように、自治体に登録された後遺症対応医療機関から受診先を探せる仕組みがあります[6]。
群馬県は、厚生労働省の「医療情報ネット(ナビイ)」で症状に応じた医療機関を探す方法も案内しています[7]。
神奈川県のページには、対応医療機関の情報は必ずしも最新ではないとして、受診前に医療機関へ問い合わせるよう呼びかけがあります[2]。
何科を受診すればいいのか、迷ってしまいますよね。
お住まいの都道府県のホームページで後遺症の相談先を確認し、受診前に電話で問い合わせておくと安心です。
症状に合わせた診療科の目安
あなたの後遺症の症状によって、相談しやすい診療科の目安があります。
静岡県の資料では、主な症状ごとに受診先となる診療科が示されているためです[3]。
静岡県の資料をもとに、主な症状と診療科の目安を表にまとめました[3]。
【症状別の診療科の目安】
| 診療科 | 主な症状 |
|---|---|
| 内科 | 頭痛、発熱、倦怠感、動悸、胸痛など |
| 呼吸器内科 | 咳、呼吸困難、息切れ、胸痛など |
| 耳鼻咽喉科 | 嗅覚障害、味覚障害、めまいなど |
| 神経内科 | 頭痛、倦怠感、集中力の低下など |
| 精神科・心療内科 | 気力の低下、不安感など |
| 皮膚科 | 脱毛など |
| 小児科 | 子どもの倦怠感、息切れ、ふらつきなど |
どの診療科がよいか迷うときは、まずかかりつけ医で相談し、必要に応じて専門の診療科を紹介してもらう方法もあります。
いくつもの症状が重なっていると、どこから相談すればいいか迷いますよね。
いちばんつらい症状を基準に診療科を選び、ほかの症状もあわせて医師に伝えてみましょう。
仕事や生活で困ったときの相談先
あなたが後遺症で仕事や生活に困っているなら、医療機関だけでなく、仕事や暮らしの相談窓口も利用できます。
神奈川県や群馬県のページでは、後遺症で困っている人に向けて、治療と仕事の両立、労災保険、障害年金などの相談先が案内されているためです[2][7]。
東京都の後遺症ポータルでは、医師や職場、学校などに健康状態を説明し、回復には時間がかかることへの理解を求めることがすすめられています[5]。
時短勤務や在宅勤務を相談したいけれど、どう切り出せばいいかわからないという方もいるでしょう。
体調だけでなく収入や仕事の見通しまで不安になると、ひとりで抱えるには重すぎます。
先の見えない状態で働き続けるのは、本当に大変ですよね。
使える相談窓口を知っておき、早めに職場や専門の窓口に相談してみてください。
治療と仕事の両立や生活の困りごとを相談できる窓口
あなたが後遺症と仕事の両立に悩んでいるなら、産業保健総合支援センターなどの公的な窓口に相談できます。
神奈川県のページでは、治療と仕事の両立支援の相談先として神奈川産業保健総合支援センター(無料)が、職場の労使間トラブルの相談先としてかながわ労働センターが案内されているためです[2]。
同じページによると、業務で感染し罹患後症状で療養が必要と認められる場合は、労災保険の給付対象になることもあります[2]。
群馬県のページでは、障害年金はねんきんダイヤルや年金事務所、精神面の相談は市町村や保健所、こころの健康センターなどが案内されています[7]。
職場に相談しにくいと感じ、ひとりで悩みを抱えている方もいるでしょう。
仕事を続けられるか不安になると、気持ちも沈みがちですよね。
お住まいの都道府県のホームページで後遺症に関する相談窓口を確かめ、困りごとに合った窓口を早めに頼っておくと安心です。
コロナの後遺症に関するよくある質問
あなたがコロナの後遺症で気になりやすいのは、「女性に多いのか」と「ワクチンで防げるのか」の2つに分けられます。
罹患後症状のマネジメントでは、女性であることと罹患後症状のリスクの関係や、ワクチン接種と罹患後症状の頻度の関係が紹介されているためです[1]。
同じ職場で同じ時期に感染したのに、自分だけ後遺症が長引いて理由を知りたいと思う方もいるでしょう。
次の冬の流行に備えて、ワクチンを受けるかどうか迷っている方もいるかもしれません。
いずれも、正しい情報を知っておくと冷静に判断しやすくなり、必要以上に不安を抱えずに済みます。
自分だけがつらいのかと思うと、心細くなりますよね。
気になる質問から読み進めて、今後の備えに役立ててみてください。
後遺症は女性に多い?
あなたが女性の場合、後遺症のリスクがやや高い可能性を示した調査があります。
罹患後症状のマネジメントで紹介されている米国の大規模な調査では、女性であることが罹患後症状のリスクの上昇と関係していたと報告されているためです[1]。
同じ資料には女性の頻度を全体として総括した記載はなく、1つの調査結果として受け止めておく必要があります。
家族のなかで自分だけがだるさや抜け毛に悩み、「体質のせいかな」と考えてしまう方もいるでしょう。
後遺症の出方は人によって違い、性別だけで決まるものではありません。
自分ばかりがつらいように感じると、気持ちが沈みますよね。
女性だからと必要以上に心配せず、気になる症状があるときは早めに医療機関に相談してみてください。
ワクチンで後遺症は防げる?
あなたがワクチンを接種していた場合、後遺症の頻度が低かったとする報告があります。
罹患後症状のマネジメントでは、感染前に新型コロナワクチンを接種していた人は、接種していなかった人に比べて罹患後症状の頻度が低かったとされているためです[1]。
同じ資料で紹介されている八尾市の調査では、2回以上接種した人は未接種の人に比べて罹患後症状の調整オッズ比が0.5だったと報告されています[1]。
一方で、ワクチンによる罹患後症状の予防効果について、明確な見解は定まっていないという記載もあります[1]。
接種を考えているものの、体調や予定との兼ね合いで迷う方もいるでしょう。
情報が多いと、何を基準に決めればいいか迷いますよね。
ワクチンについては、自分の体の状態を伝えたうえで、かかりつけ医と相談して決めると安心です。
コロナの後遺症についてのまとめ
コロナの後遺症は、多くの場合時間とともに改善し、数か月から半年ほどでよくなることが多いとされます。
罹患後症状のマネジメントで、罹患後症状の大半は時間の経過とともに改善し、数か月から半年程度で徐々によくなることが多いと示されているためです[1]。
味覚・嗅覚の変化は1か月ほど、脱毛は半年ほどが目安とされ、症状によって回復のペースが違います[2]。
長引くときは疲れる前に休み、体を動かしたあとに悪化する場合は活動量を調整しましょう[6][1]。
症状が続くときは、かかりつけ医や後遺症に対応している医療機関、仕事や生活の相談窓口を頼ることができます[2][7]。
先が見えない不調は、本当につらいですよね。
回復には波があると知っておき、ひとりで抱え込まずに相談しながら、焦らず回復を目指していきましょう。
参考文献
[1] 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント 第3.1版」(2025年2月26日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001422904.pdf
[2] 神奈川県「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について」(2025年12月18日更新)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/after-effect.html
[3] 静岡県「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)にお悩みの方へ」
https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/053/974/00003.pdf
[4] 埼玉県・埼玉県医師会「新型コロナ後遺症(罹患後症状)診療の指針のための症例集 ダイジェスト版」(2022年3月24日 第1版)
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/204845/daijesut0324.pdf
[5] 東京都保健医療局「新型コロナ後遺症ポータル 回復に向けて」(2024年11月11日更新)
https://www.corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp/kaihuku/
[6] 東京都保健医療局「新型コロナ後遺症ポータル 後遺症に関するQ&A」(都民向け 令和6年8月13日掲載)
https://www.corona-kouisyou.metro.tokyo.lg.jp/faq/
[7] 群馬県「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について」(2026年6月30日更新)
https://www.pref.gunma.jp/page/2729.html
最終閲覧日:2026年10月14日
※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
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※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
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