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医療ダイエットとは?種類ごとの効果・費用・リスクを分かりやすく解説

  • ダイエット

食事制限や運動を頑張っても思うように痩せられず、医療の力を借りた減量に興味を持っていませんか?

医療ダイエット(メディカルダイエット)とは、医療機関で医師の診察・管理のもとにおこなわれる減量治療のことで、内服薬・注射・医療機器・脂肪吸引など、目的に応じた複数の方法があります。

食欲を抑えるお薬で体重を落とす方法から、脂肪細胞そのものを減らして部分痩せを目指す方法まで選択肢は幅広く、自分の体質や目標に合ったアプローチを選べる点が大きな魅力です。

この記事では、医療ダイエットの種類ごとの効果・費用・リスクを網羅的に比較し、自分に合った治療を選ぶための判断基準をお伝えします

医療ダイエットとは

医療ダイエットという言葉を耳にする機会が増えてきましたが、具体的にどのような治療なのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。

一般的なダイエットや痩身エステとは根本的に異なるアプローチであり、医療ダイエットならではの特徴を理解することが治療選びの第一歩になります

ここでは、医療ダイエットの定義と、痩身エステとの違いについて確認しておきましょう。

医療ダイエットの定義と特徴

医療ダイエットとは、医療機関において医師の診察・診断に基づいておこなわれる減量治療のことです。

「メディカルダイエット」とも呼ばれており、医学的な根拠のあるお薬や医療機器を使って体脂肪の減少を目指す点が最大の特徴です。

一般的なダイエットは食事制限と運動が中心であり、継続するためには強い意志が求められます。

一方、医療ダイエットでは食欲を抑えるお薬や脂肪細胞に直接働きかける施術を活用するため、自制心だけに頼らない減量が可能になります。

治療の前には医師による診察がおこなわれ、体質や健康状態、減量の目標に合わせて治療法が選択されるため、安全面にも配慮された環境で減量に取り組めます。

ただし、医療ダイエットは病気の治療ではなく減量を目的とした自由診療が中心であるため、費用は全額自己負担となるケースがほとんどです

痩身エステとの違い

医療ダイエットと混同されやすいのが「痩身エステ」ですが、この2つには大きな違いがあります。

もっとも重要な違いは、体脂肪を直接減らす効果があるかどうかという点です。

医療ダイエットは、お薬や医療機器を使って脂肪細胞の数を減少させたり、食欲をコントロールして体重そのものを落としたりすることを目的としています。

一方、痩身エステはマッサージや美容機器を使ってむくみの解消や血行の促進をおこない、「痩せやすい体づくり」をサポートするものであり、脂肪細胞を破壊・減少させる効果は医学的に認められていません。

もう一つの違いは、施術者の資格です。

医療ダイエットは医師免許を持つ医師のみが施術・処方をおこなえるのに対し、痩身エステには医療系の資格は必要なく、特別な免許を持たないスタッフが施術を担当する場合もあります。

確実な減量効果を求める方には、医学的根拠に基づいた治療を受けられる医療ダイエットが適しているといえるでしょう

医療ダイエットの種類|内服薬

医療ダイエットの中でも、自宅で手軽に始められるのが内服薬(飲み薬)を使った方法です。

通院の負担が少なく、日常生活に取り入れやすいため、初めて医療ダイエットに挑戦する方にとってハードルの低い選択肢になっています

ここでは、医療ダイエットで処方される代表的な4種類の内服薬について、それぞれの特徴と効果を解説します。

GLP-1受容体作動薬(リベルサス)

リベルサスは、有効成分セマグルチドを含むGLP-1受容体作動薬で、世界初の経口タイプ(飲み薬)のGLP-1製剤です[1]。

GLP-1は食事の後に小腸から分泌されるホルモンで、脳の摂食中枢に働きかけて食欲を抑えたり、胃の動きを緩やかにして満腹感を持続させたりする作用があります

リベルサスはこのGLP-1の作用を再現することで、自然と食事量が減り体重が落ちていく仕組みで減量をサポートします。

1日1回の服用で効果を得られますが、空腹時にコップ半分以下の水で飲み、服用後30分間は飲食を控えるという厳格なルールを守る必要があります[1]。

臨床試験では14mg群で26週間に平均3.7kgの体重減少が報告されており、注射が不要な手軽さから医療ダイエットの入門として人気の高いお薬です[1]

GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ)

マンジャロは、有効成分チルゼパチドを含むGIP/GLP-1受容体作動薬で、GIPとGLP-1という2つのホルモンの受容体に同時に作用する「デュアルアゴニスト」です[2]。

食欲の抑制に加えて、GIPの作用による脂肪代謝の促進やエネルギー消費の増加が期待できるため、GLP-1単独のお薬よりも高い減量効果が報告されています

週1回の皮下注射で投与するお薬ですが、使い切りタイプのペン型デバイスでボタンを押すだけで注射が完了するため、自己注射が初めての方でも扱いやすい設計です。

SURMOUNT-1試験では15mg群で平均20.9%の体重減少が報告されており、現在処方可能なGLP-1関連薬の中でもとくに高い減量効果が注目されています[3]

内服薬ではなく注射薬ですが、自宅で服用できるため通院の手間が少なく、内服薬に近い手軽さで始められる点が特徴です。

SGLT2阻害薬(フォシーガなど)

SGLT2阻害薬は、腎臓での糖の再吸収を阻害し、余分な糖を尿として体外に排出させるお薬です。

本来は2型糖尿病の治療薬ですが、糖をエネルギーとして吸収せず排出する作用があるため、結果として摂取カロリーの一部を減らす効果が期待できます

代表的なお薬にはフォシーガ(ダパグリフロジン)やカナグル(カナグリフロジン)があり、1日1回の服用で効果を発揮します。

GLP-1関連薬のように食欲を直接抑える作用はありませんが、食事で摂取した糖の一部を吸収させずに排出するため、食事制限が苦手な方にとっては補助的な選択肢になります。

副作用として尿路感染症や脱水のリスクがあるため、水分補給をしっかりおこなうことが重要です。

GLP-1関連薬と併用されるケースもありますが、併用による副作用リスクも高まるため、必ず医師の指示に従って服用しましょう

食欲抑制剤(サノレックス)

サノレックス(一般名:マジンドール)は、脳の摂食中枢に直接作用して食欲を抑える内服薬です。

日本国内でBMI 35以上の高度肥満症に対して保険適用が認められている数少ないお薬であり、食事療法や運動療法で十分な効果が得られない方に処方されます

食欲を強力に抑制する効果がある一方で、依存性のリスクがあるため、処方期間は最長3ヶ月と定められています。

口の渇き・便秘・不眠・動悸などの副作用が報告されており、GLP-1関連薬と比べると副作用の種類がやや多い点に注意が必要です。

BMI 35未満の方が減量目的で服用する場合は自由診療となり、処方できる医療機関も限られています。

サノレックスは効果が強い分、服用上の制限も多いお薬であるため、医師と十分に相談したうえで服用を検討しましょう

医療ダイエットの種類|注射

注射を使った医療ダイエットには、体重そのものを減らすことを目的としたGLP-1注射薬と、気になる部位の脂肪に直接アプローチする脂肪溶解注射があります。

内服薬とは異なるメカニズムで効果を発揮するため、目的や体の状態に応じて使い分けることが大切です。

ここでは、注射による医療ダイエットの代表的な2つの方法について解説します。

GLP-1注射薬(オゼンピック・ウゴービ)

GLP-1注射薬は、GLP-1受容体作動薬を注射で直接体内に届けることで、食欲を抑えて体重減少を促すお薬です。

代表的なお薬には、2型糖尿病治療薬として承認されている「オゼンピック」と、肥満症治療薬として保険適用が認められている「ウゴービ」があります。

どちらも有効成分は同じセマグルチドですが、用量や適応症が異なります。

オゼンピックは週1回の皮下注射で投与し、2型糖尿病の治療に加えて減量目的で処方されるケースがあります。

注射薬は消化管での分解を受けないため、同じ有効成分の飲み薬であるリベルサスよりも吸収効率が高く、一般的に減量効果も上回る傾向にあります

ウゴービはセマグルチドの高用量製剤であり、日本国内でBMI 27以上かつ2つ以上の体重関連の健康障害を有する方、またはBMI 35以上の方を対象に保険適用が認められています[4]。

保険適用の条件を満たす場合は自己負担が1〜3割で済むため、費用面でのメリットが大きい選択肢です。

ただし、ウゴービの保険適用には施設基準を満たした医療機関での処方が必要であるなど、いくつかの条件があるため、事前に対象となるかどうかを確認しておきましょう

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射は、脂肪を分解する作用を持つ薬液を気になる部位に直接注射し、脂肪細胞を破壊して体外へ排出させる施術です。

全身の体重を減らすのではなく、あごの下・二の腕・お腹・太ももなど特定の部位の脂肪にピンポイントでアプローチできる点が特徴です。

代表的な薬液にはデオキシコール酸を主成分とするものがあり、注射した部位の脂肪細胞を破壊して体内の代謝によって自然に排出させる仕組みで効果を発揮します。

破壊された脂肪細胞は再生しないため、施術部位のリバウンドリスクが低い点がメリットです。

ただし、1回の施術で劇的な変化が出るわけではなく、効果を実感するためには通常3〜5回程度の繰り返し施術が必要になります。

施術後に腫れや赤み、鈍い痛みが数日〜1週間ほど続くことがありますが、日常生活に大きな支障が出るほどのダウンタイムは少ないとされています。

全身の体重を落としたい場合には不向きですが、「体重は標準なのに特定の部位だけ脂肪が気になる」という方にとっては効果的な選択肢です

医療ダイエットの種類|医療機器・施術

医療ダイエットには、お薬や注射だけでなく、医療機器を使った施術や外科的な方法もあります。

メスを使わない施術から本格的な脂肪吸引まで、体への負担や効果の大きさは方法によってさまざまです

ここでは、代表的な3つの医療機器・施術について、それぞれの仕組みと特徴を解説します。

脂肪冷却(クールスカルプティングなど)

脂肪冷却は、脂肪細胞が他の組織よりも低温に弱いという性質を利用して、皮膚の上から脂肪を冷却し、脂肪細胞を選択的に破壊する施術です。

代表的な機器には「クールスカルプティング」があり、FDA(米国食品医薬品局)の承認を受けた治療法として世界的に広く普及しています

施術中はメスや針を使わないため、切開の必要がなく、ダウンタイムがほとんどない点がメリットです。

冷却によって破壊された脂肪細胞は、施術後2〜4ヶ月かけて体内の自然な代謝プロセスによって徐々に排出されていきます。

そのため即効性はなく、効果を実感するまでに時間がかかる点は理解しておく必要があります。

1回の施術で対象部位の脂肪を約20〜25%減少させる効果が報告されていますが、より高い効果を求める場合は2〜3回の繰り返し施術が推奨されるケースもあります。

お腹周りや二の腕、太もも、背中など、皮下脂肪がつまめる部位に適しており、内臓脂肪には効果がない点には注意が必要です

医療用HIFU(ハイフ)

医療用HIFU(High-Intensity Focused Ultrasound:高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーを皮下の脂肪層に集中的に照射し、熱によって脂肪細胞を破壊する施術です。

皮膚の表面を傷つけることなく、狙った深さの脂肪層にピンポイントで作用するため、体への負担が少ないのが特徴です。

脂肪細胞の破壊と同時に皮膚のコラーゲン生成を促す効果も期待できるため、脂肪を減らしながら肌の引き締め効果も得られる可能性があります。

施術時間は部位にもよりますが1回あたり30分〜1時間程度で、メスや針を使わないためダウンタイムはほぼありません。

施術直後から日常生活に戻れるケースが多く、仕事や予定に影響を与えにくい点がメリットです。

ただし、脂肪冷却と同様に即効性はなく、効果が出るまでに1〜3ヶ月程度かかります。

大幅な体重減少を目的とする治療ではなく、ボディラインの引き締めや軽度の部分痩せを目指す方に適した施術です

脂肪吸引

脂肪吸引は、皮膚に数ミリの小さな切開をおこない、「カニューレ」と呼ばれる細い管を挿入して皮下脂肪を直接吸引・除去する外科手術です。

医療ダイエットの中でもっとも即効性が高く、1回の施術で大量の脂肪を確実に取り除くことが可能です。

脂肪細胞そのものを物理的に除去するため、施術部位のリバウンドリスクが極めて低い点が最大のメリットといえます。

お腹・太もも・二の腕・腰回り・あご下など、皮下脂肪がつきやすいほとんどの部位に対応可能です。

一方で、外科手術であるため体への負担は他の方法と比べて大きく、術後には腫れ・内出血・痛み・むくみなどのダウンタイムが1〜4週間ほど続きます。

圧迫着の着用が一定期間必要になるなど、日常生活にも一時的な制限が生じます。

また、仕上がりの美しさは施術をおこなう医師の技量に大きく左右されるため、豊富な実績と信頼のある医療機関を選ぶことが重要です。

費用も医療ダイエットの中ではもっとも高額になる傾向があり、部位や範囲によって数十万円〜100万円以上かかるケースもあります。

即効性と確実性を重視する方には有力な選択肢ですが、リスクと費用を十分に理解したうえで検討しましょう

医療ダイエットの費用相場を比較

医療ダイエットを検討するうえで、費用の見通しを立てておくことは非常に重要です。

治療法によって費用の幅は大きく、1ヶ月数千円から始められるものもあれば、1回の施術で数十万円かかるものもあります

ここでは、種類別の費用目安と、保険が適用されるケースについて確認しておきましょう。

種類別の費用目安

医療ダイエットの費用は治療法によって大きく異なるため、目的と予算に合わせて選ぶことが大切です。

内服薬を使った治療は比較的低コストで始めやすく、リベルサス(GLP-1経口薬)は月額5,000〜30,000円程度、SGLT2阻害薬は月額5,000〜15,000円程度が自由診療での相場です。

マンジャロ(GIP/GLP-1注射薬)は用量によって幅がありますが、月額8,000〜60,000円程度が目安になります。

サノレックス(食欲抑制剤)は自由診療の場合、月額10,000〜30,000円程度で処方される医療機関が一般的です。

注射を使った治療では、オゼンピック(GLP-1注射薬)が月額15,000〜40,000円程度、脂肪溶解注射は1回あたり10,000〜50,000円程度で、効果を実感するためには3〜5回の施術が必要です。

医療機器を使った施術では、脂肪冷却が1部位1回あたり30,000〜80,000円程度、医療用HIFU(ハイフ)が1回あたり30,000〜100,000円程度、脂肪吸引は1部位あたり200,000〜600,000円程度が相場です。

これらの金額に加えて、初診料・再診料・血液検査費用・オンライン診療手数料などが別途かかる場合があるため、受診前に総額を確認しておくことをおすすめします。

同じ治療法でも医療機関によって価格が大きく異なるケースがあるため、複数のクリニックの費用を比較してから治療先を決めると安心です

保険適用になるケース

医療ダイエットは自由診療が中心ですが、一部の治療には保険が適用されるケースがあります。

リベルサスやマンジャロ、オゼンピックは2型糖尿病の治療薬としては保険適用が認められています[1][2]。

医師が2型糖尿病と診断し、食事療法や運動療法で十分な改善が得られない場合に処方されるのが保険適用の条件です。

ウゴービ(セマグルチドの高用量製剤)は、BMI 27以上で2つ以上の体重関連の健康障害がある方、またはBMI 35以上の方を対象に、肥満症治療薬として保険適用が認められています[4]。

サノレックス(マジンドール)も、BMI 35以上の高度肥満症に対して保険適用の対象です。

ただし、これらの保険適用にはいずれも医師の診断が必要であり、単に「痩せたい」という理由だけでは保険は適用されません。

減量のみを目的とした処方は自由診療となるため、全額自己負担になる点を理解しておきましょう。

自由診療でお薬を服用した場合、副作用が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性がある点にも注意が必要です

医療ダイエットのメリットとデメリット

医療ダイエットには多くのメリットがある一方で、医療行為である以上リスクやデメリットも存在します。

治療を始めてから「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、良い面と注意すべき面の両方を事前に把握しておくことが大切です

ここでは、医療ダイエットのメリットとデメリットをそれぞれ整理して解説します。

メリット(効率性・部分痩せ・リバウンドしにくい)

医療ダイエットの最大のメリットは、自己流のダイエットでは難しい効率的な減量が期待できる点です。

食欲を抑えるお薬を服用すれば、つらい食事制限を我慢する必要が減り、自然と食事量を減らすことが可能になります

過度な運動が求められるわけでもないため、体力に自信がない方や運動が苦手な方でも取り組みやすい点が魅力です。

2つ目のメリットは、部分痩せが可能であるという点です。

一般的な食事制限や運動によるダイエットでは全身の脂肪がまんべんなく減っていくため、「お腹だけ」「二の腕だけ」といった部分痩せは困難です。

医療ダイエットでは、脂肪溶解注射・脂肪冷却・脂肪吸引などの施術を使って、気になる部位にピンポイントでアプローチできます。

3つ目のメリットは、リバウンドしにくい点です。

脂肪溶解注射・脂肪冷却・脂肪吸引といった施術は、脂肪細胞そのものの数を減少させるため、施術部位に再び脂肪がつきにくくなります。

一般的なダイエットでは脂肪細胞の大きさが縮むだけで数は変わらないため、食生活が元に戻るとリバウンドしやすいですが、脂肪細胞を減らす医療ダイエットではそのリスクが軽減されます

デメリット(副作用・費用・自由診療のリスク)

医療ダイエットのデメリットとして最初に挙げられるのが、副作用やリスクの存在です。

内服薬や注射薬では、吐き気・下痢・便秘などの消化器症状が報告されており、とくに治療の初期や増量時に症状が出やすくなります

脂肪吸引などの外科的施術では、腫れ・内出血・痛み・感染症といった合併症のリスクがゼロではありません。

2つ目のデメリットは、費用が高額になりやすい点です。

医療ダイエットは基本的に自由診療であるため、治療費は全額自己負担です。

内服薬でも数ヶ月の継続が必要であり、トータルの費用は数万円〜数十万円に達するケースも少なくありません。

脂肪吸引のような施術であれば、1回で数十万円以上かかる場合もあるため、事前に費用の総額を把握しておくことが重要です。

3つ目のデメリットは、自由診療ならではのリスクです。

減量目的で保険適用外のお薬を服用した場合、万が一副作用が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性があります。

また、医療ダイエットの分野では根拠が曖昧なサービスや誇大な広告をおこなう業者も存在するため、信頼できる医療機関を慎重に見極める必要があります。

治療を検討する際は、医師から副作用やリスクについて十分な説明を受け、納得したうえで治療を開始することが大切です

自分に合った医療ダイエットの選び方

医療ダイエットには多くの種類がありますが、どの方法を選べばよいかは減量の目的やライフスタイルによって異なります。

「全身の体重を落としたい」「特定の部位だけ細くしたい」「まずは気軽に試してみたい」など、目的を明確にすることが最適な治療法を見つけるための第一歩です

ここでは、3つの目的別におすすめの治療法を整理して解説します。

全身の減量を目指す場合

体重そのものを落として全身を引き締めたい方には、内服薬や注射薬を使った治療が適しています。

GLP-1関連薬(リベルサス・マンジャロ・オゼンピック)は、脳の摂食中枢に働きかけて食欲を自然に抑えることで、全身的な体重減少を促すお薬です。

中でもマンジャロはGIPとGLP-1の二重作用により、臨床試験で最大20%を超える体重減少が報告されており、しっかりとした減量効果を求める方にとって有力な選択肢です[3]

注射に抵抗がある方は、飲み薬であるリベルサスから始めるのもよいでしょう。

BMI 27以上で体重に関連した健康上の問題がある方や、BMI 35以上の方は、ウゴービの保険適用を受けられる可能性があるため、まずは対象条件を満たすかどうかを医師に確認してみることをおすすめします[4]。

全身の減量を目指す場合は、お薬の力だけに頼るのではなく、食事内容の見直しや適度な運動を並行しておこなうことで、より高い効果とリバウンドの予防が期待できます。

治療を開始した後も定期的に医師の診察を受け、体調の変化や効果の実感を確認しながら治療計画を調整していくことが成功のポイントです

部分痩せを目指す場合

体重は標準的だけれど、特定の部位の脂肪が気になるという方には、脂肪細胞に直接アプローチする施術が適しています。

部分痩せに対応できる代表的な治療法は、脂肪溶解注射・脂肪冷却・医療用HIFU・脂肪吸引の4つです。

それぞれ体への負担や効果の大きさが異なるため、目的と許容できるダウンタイムに応じて選びましょう。

あご下やフェイスラインなど小さな範囲を手軽に引き締めたい場合は、ダウンタイムが比較的少ない脂肪溶解注射や医療用HIFUが取り入れやすい選択肢です

お腹や太もも、二の腕など広い範囲の皮下脂肪を減らしたい場合は、脂肪冷却が切開不要で体への負担を抑えながらアプローチできる方法になります。

「確実に脂肪を取り除きたい」「1回で大きな効果を得たい」という方には、脂肪吸引がもっとも即効性の高い選択肢です。

ただし、脂肪吸引は外科手術であるためダウンタイムが長く、費用も高額になる点を十分に考慮する必要があります。

いずれの施術も、医師とのカウンセリングで自分の脂肪の状態や体質を確認したうえで、最適な方法を提案してもらうことが大切です

まずは手軽に始めたい場合

医療ダイエットに興味はあるものの、「いきなり注射や施術は不安」「まずは低コストで試してみたい」という方には、内服薬から始めるのがおすすめです。

リベルサス(GLP-1経口薬)は注射が不要な飲み薬であり、初期用量であれば月額5,000〜10,000円程度から始められるため、初めての医療ダイエットとしてハードルが低い選択肢です。

SGLT2阻害薬(フォシーガなど)も同様に飲み薬で、月額5,000〜15,000円程度と比較的低コストで試すことが可能です。

オンライン診療に対応している医療機関を利用すれば、自宅にいながら医師の診察を受けてお薬を処方してもらうこともできます。

通院の手間が省けるため、仕事や家事で忙しい方にとっても続けやすい環境です。

まずは内服薬で医療ダイエットの効果を体感し、もっと高い効果を求めたくなった場合にマンジャロへの切り替えや施術の追加を検討するという段階的なアプローチも賢い選択です。

どの方法を選ぶ場合でも、自己判断でお薬を購入したり個人輸入を利用したりすることは避け、必ず医師の診察を受けたうえで治療を始めましょう

よくある質問

Q. 医療ダイエットにはどんな種類がありますか?

医療ダイエットは大きく分けて、内服薬(リベルサス・マンジャロ・SGLT2阻害薬・サノレックスなど)、注射(GLP-1注射薬・脂肪溶解注射)、医療機器・施術(脂肪冷却・医療用HIFU・脂肪吸引)の3カテゴリがあります。

全身の体重を落としたい場合は内服薬や注射薬、特定の部位の脂肪を減らしたい場合は脂肪溶解注射や脂肪冷却、脂肪吸引が適しています。

目的や体の状態に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

Q. 医療ダイエットと痩身エステの違いは何ですか?

もっとも大きな違いは、体脂肪を直接減らす効果があるかどうかという点です。

医療ダイエットはお薬や医療機器を使って脂肪細胞の数を減少させたり、食欲をコントロールして体重を落としたりすることを目的とした医療行為です。

一方、痩身エステはマッサージや美容機器でむくみの解消や血行促進をおこなうサービスであり、脂肪細胞を破壊・減少させる効果は医学的に認められていません。

Q. 医療ダイエットの費用はどのくらいですか?

費用は治療法によって大きく異なります。

内服薬であれば月額5,000〜60,000円程度、脂肪溶解注射は1回10,000〜50,000円程度(3〜5回が目安)、脂肪冷却や医療用HIFUは1回30,000〜100,000円程度、脂肪吸引は1部位200,000〜600,000円程度が相場です。

減量目的の場合はほとんどが自由診療(全額自己負担)ですが、ウゴービやサノレックスなど一部のお薬は条件を満たせば保険適用が可能です。

Q. 医療ダイエットはリバウンドしませんか?

脂肪溶解注射・脂肪冷却・脂肪吸引といった施術は、脂肪細胞そのものの数を減少させるため、施術した部位のリバウンドリスクは低くなります。

ただし、残った脂肪細胞が大きくなったり、施術していない部位に脂肪がつく可能性はあるため、施術後も適切な食事と運動を続けることが大切です。

内服薬や注射薬の場合は、お薬を中止すると食欲が戻る可能性があるため、服用中に健康的な食習慣を身につけておくことがリバウンド予防の鍵になります。

まとめ

医療ダイエットとは、医療機関で医師の管理のもとにおこなわれる減量治療であり、内服薬・注射・医療機器・脂肪吸引など目的に応じた幅広い選択肢があります。

全身の体重を落としたい方にはGLP-1関連薬(リベルサス・マンジャロ・オゼンピック)が、特定の部位の脂肪を減らしたい方には脂肪溶解注射・脂肪冷却・脂肪吸引が適しています

費用は治療法によって月額数千円から1回数十万円まで幅があるため、目的と予算に合わせて無理のない方法を選ぶことが大切です。

医療ダイエットには効率的な減量・部分痩せ・リバウンドしにくいといったメリットがある一方で、副作用やリスク、高額な費用というデメリットも存在します。

痩身エステとは異なり医学的根拠に基づいた治療であるため効果は期待できますが、自由診療が中心である点や副作用救済制度の対象外となる可能性がある点には注意が必要です。

初めて医療ダイエットに挑戦する方は、リベルサスなどの内服薬から始めて、効果や体の反応を確認しながら段階的にステップアップしていくアプローチがおすすめです。

まずは信頼できる医療機関で医師の診察を受け、自分の体の状態と目標に合った治療法を一緒に見つけていきましょう

参考文献

[1] 医療用医薬品 : リベルサス|KEGG MEDICUS https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00070300

[2] 医療用医薬品 : マンジャロ|KEGG MEDICUS https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00075857

[3] Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity|The New England Journal of Medicine(SURMOUNT-1試験) https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2206038

[4] 医療用医薬品 : ウゴービ|KEGG MEDICUS https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00078498

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用のあらわれ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。