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マンジャロとリベルサスの違いは?効果・飲み方・費用を比較して選び方を解説

  • マンジャロ

マンジャロとリベルサス、どちらが自分に合っているのか迷っていませんか?

どちらも食欲を抑えて体重減少の効果が期待できるGLP-1関連のお薬ですが、最も大きな違いは投与方法にあり、マンジャロは週1回の注射、リベルサスは毎日服用する飲み薬です。

「注射は怖いから飲み薬の方がいい」「効果が高い方を選びたい」など、優先するポイントは一人ひとり異なるため、それぞれの特徴を正しく理解した上で選ぶことが大切です。

この記事では、マンジャロとリベルサスの違いを効果・使い方・費用の3つの視点から比較し、自分に合ったお薬を選ぶための判断基準まで分かりやすく解説します。

マンジャロとリベルサスの基本情報を比較

マンジャロとリベルサスは、どちらも食欲を抑えて体重減少の効果が期待できるお薬として注目されています。

しかし、有効成分や作用の仕組み、投与方法には大きな違いがあり、「似ているようで別のお薬」というのが正確な理解です。

まずはそれぞれの基本的な特徴と、体内での作用がどのように異なるのかを確認しておきましょう。

マンジャロ(チルゼパチド)の特徴

マンジャロは、有効成分チルゼパチドを含むGIP/GLP-1受容体作動薬で、2023年4月に国内で2型糖尿病の治療薬として発売されたお薬です[1]。

GIPとGLP-1という2つのホルモンの受容体に同時に作用する「デュアルアゴニスト(二重作動薬)」であり、食欲を抑える力と血糖コントロールの両面で高い効果が期待できます[1]。

週1回の注射で投与し、2.5mgから開始して4週間ごとに段階的に増量していく仕組みで、最大15mgまで6段階の調整が可能です[1]。

注射デバイスには「アテオス」と呼ばれるワンプッシュ型の使い切りタイプが採用されており、針があらかじめ内蔵されているため自分で針を付け替える必要がありません。

キャップを外して皮膚にあてボタンを押すだけで注射が完了するため、自己注射が初めての方でも扱いやすい設計です。

研究データでは最大20%を超える体重減少が報告されており、現在処方可能なGLP-1関連薬の中でも特に高い減量効果が注目されています[2]。

リベルサス(セマグルチド)の特徴

リベルサスは、有効成分セマグルチドを含むGLP-1受容体作動薬で、世界初の経口タイプ(飲み薬)のGLP-1製剤として承認されたお薬です[3]。

注射が不要な点が最大の特徴であり、自己注射に対して心理的な抵抗がある方にとっては治療を始めやすい選択肢といえます。

1日1回の服用で効果を発揮し、3mgから開始して7mg、14mgと段階的に増量していく仕組みです[3]。

ただし、服用には厳格なルールがあり、「起床時の空腹状態でコップ半分以下の水で服用し、その後30分間は飲食や他のお薬の服用を避ける」という条件を守る必要があります[3]。

有効成分のセマグルチドは、2型糖尿病治療薬の「オゼンピック」(注射薬)や肥満症治療薬の「ウゴービ」(注射薬)にも使われている成分であり、実績のある有効成分です。

リベルサスは飲み薬であるため消化管での吸収効率が注射薬より低く、同じセマグルチドでも注射のオゼンピックと比較すると減量効果はやや控えめになる傾向があります。

作用の仕組みの違い|GIP+GLP-1とGLP-1単独

マンジャロとリベルサスの減量効果に差が出る最も大きな理由は、体内で作用するホルモン受容体の数の違いにあります。

リベルサスはGLP-1受容体のみに結合して効果を発揮するお薬です[3]。

GLP-1の作用によって脳の摂食中枢に働きかけ、食欲を自然に抑えるとともに、胃の動きを緩やかにして少ない食事量でも満腹感が持続しやすくなります。

マンジャロはこのGLP-1の作用に加えて、GIP受容体にも同時に作用する点が特徴です[1]。

GIPは脂肪細胞の代謝に関わるホルモンであり、エネルギー消費を高めたりレプチン(食欲を抑えるホルモン)の分泌を増やしたりする働きがあると考えられています[1]。

この二重の作用がマンジャロの高い減量効果につながっており、「1つのホルモンに作用するか、2つに作用するか」が効果の差を生む根本的な理由です。

減量効果の違い|どちらがより痩せる?

マンジャロとリベルサスを比較する上で、多くの方が最も気になるのは「どちらがより痩せるのか」という点ではないでしょうか。

両者の減量効果には明確な差があり、研究データからもその違いを確認できます。

ここでは具体的な数値を示しながら、なぜ効果に差が出るのかを分かりやすく解説します。

研究データを比較

マンジャロとリベルサスを直接比較した研究は実施されていませんが、それぞれの有効成分の注射薬を比較したSURMOUNT-5試験のデータが参考になります。

SURMOUNT-5試験は、糖尿病のない肥満症の方を対象に72週間実施された大規模な研究です[2]。

この試験では、マンジャロの有効成分であるチルゼパチドを投与した群で平均20.2%の体重減少が報告された一方、リベルサスと同じ有効成分のセマグルチド(注射薬)を投与した群では平均13.7%にとどまりました[2]。

マンジャロの方が約47%多い減量効果を示したことになり、両者の差は統計的にも意味のある水準です。

また、日本人を対象としたSURMOUNT-J試験では、マンジャロ15mg投与群で平均22.7%の体重減少が報告されています[4]。

リベルサスの有効成分であるセマグルチド経口薬を用いたPIONEER 4試験では、26週間で平均4.4kgの体重減少にとどまったことを考えると、減量幅の差はさらに大きくなる可能性があります[3]。

ただし、これらの試験は対象者や期間が異なるため、単純な比較には注意が必要です。

実際の効果には個人差があるため、数値はあくまで目安として捉えましょう

効果に差が出る理由

マンジャロとリベルサスで減量効果に差が出る背景には、2つの理由があります。

1つ目の理由は、先述した作用の仕組みの違いです。

マンジャロはGIPとGLP-1の2つのホルモン受容体に同時に作用するため、食欲の抑制に加えて脂肪の代謝促進やエネルギー消費の増加といった複数のルートから減量にアプローチできます[1]。

リベルサスはGLP-1受容体のみに作用するため、アプローチできる経路が限られます[3]。

2つ目の理由は、投与方法による吸収効率の違いです。

リベルサスは飲み薬であるため、胃の中で有効成分を吸収させる必要があります。

しかし、セマグルチドは本来消化管で分解されやすい物質であり、吸収を助けるためにSNAC(サルカプロザートナトリウム)という補助成分が配合されています[3]。

それでも吸収率は注射薬と比べると低くなる傾向があり、空腹状態を守れなかった場合は効果がさらに不安定になる可能性があります。

マンジャロは注射で直接体内に届けるため吸収効率が安定しやすく、この違いも減量効果の差に影響していると考えられます

使い方の違い|注射と飲み薬を比較

マンジャロとリベルサスの選択を左右するもう一つの大きなポイントが、使い方の違いです。

「注射は怖い」「毎日の飲み薬は面倒」など、お薬の使いやすさに対する感じ方は人それぞれ異なります。

ここでは、それぞれの使い方を具体的に確認し、どちらが自分の生活に取り入れやすいかを考えるための情報をお伝えします。

マンジャロは週1回のワンプッシュ注射

マンジャロの使い方はシンプルで、週に1回同じ曜日に注射するだけです[1]。

注射する場所はお腹・太もも・上腕の裏側のいずれかで、毎回注射する位置を少しずらすことが推奨されています[1]。

食事のタイミングに関係なく投与でき、朝でも夜でも自分の都合の良い時間に投与できる点もメリットです。

注射デバイス「アテオス」は使い切りタイプで、安全キャップを外してお肌にあて、ロックを解除してからボタンを押すだけで完了します。

針が内蔵されているため、針先を見ることなく注射できるのも心理的なハードルを下げるポイントです。

所要時間はわずか数秒で終わるため、一度慣れてしまえば負担はかなり少ないといえます

リベルサスの飲み方と守るべきルール

リベルサスは飲み薬であるため注射への抵抗がある方にとっては始めやすいお薬ですが、服用には厳格なルールを守る必要があります[3]。

まず、1日のうち最初の飲食をする前に、空腹の状態で服用しなければなりません[3]。

水はコップ半分(約120mL)以下にとどめ、お茶やコーヒーなど水以外の飲み物での服用は避ける必要があります[3]。

服用後は最低30分間、飲食や他のお薬の服用を控えることが求められます[3]。

朝の忙しい時間帯にこのルールを毎日守り続けることは、人によっては負担に感じる場合もあるでしょう。

特に、朝食の時間が不規則な方や、起床後すぐに他のお薬を服用する必要がある方は、事前に医師へ相談しておくことをおすすめします。

続けやすさで選ぶならどっち?

治療を継続する上で大切なのは、自分の生活リズムに合ったお薬を選ぶことです。

マンジャロは週1回の注射で完了するため、お薬のことを考えるのは週に一度だけで済みます。

食事のタイミングを気にする必要もなく、スケジュールへの影響は最小限に抑えられます。

一方、リベルサスは注射が不要という心理的な安心感がある反面、毎朝の空腹時に服用ルールを守る必要があり、習慣化するまでにやや手間を感じる方もいるかもしれません。

「注射への抵抗感が強い方」はリベルサスが取り入れやすく、「毎日のルールを気にしたくない方」はマンジャロが続けやすい選択肢になるでしょう。

どちらが正解ということではなく、自分がストレスなく続けられる方を選ぶことが、結果的に減量効果を高めることにもつながります。

副作用の違いと注意点

マンジャロとリベルサスは、どちらもGLP-1に関連するお薬であるため、副作用にも共通する部分があります。

ただし、投与方法や作用の仕組みが異なることから、副作用の出方や感じ方には違いがある点も知っておきたいポイントです。

ここでは、両者に共通する副作用と、「飲み薬の方が副作用が少ない」という誤解について詳しく解説します。

共通する副作用(吐き気・下痢・便秘)

マンジャロとリベルサスに共通して報告されている主な副作用は、吐き気・下痢・便秘・食欲減退といった消化器系の症状です[1][3]。

これらの症状は、GLP-1の「胃の動きを緩やかにする作用」によって引き起こされるものです。

胃の中に食べ物がとどまる時間が長くなるため、胃もたれや膨満感を感じやすくなり、それが吐き気や不快感につながるケースがあります。

多くの場合、治療を開始した直後や増量したタイミングで症状が出やすく、2〜4週間ほどで体が慣れると徐々に改善していく傾向があります。

マンジャロの添付文書によると、主な副作用の発現率は悪心(吐き気)が約13%、下痢が約11%、便秘が約9%と報告されています[1]。

リベルサスの添付文書でも、悪心が約7〜11%、下痢が約5〜7%、便秘が約4〜6%と報告されており、両者とも一定の割合で消化器症状が見られます[3]。

いずれの場合も、自己判断でお薬を中止せず、症状がつらいと感じたら医師に相談することが大切です。

「飲み薬の方が副作用が少ない」は本当?

「飲み薬の方が体にやさしそう」「注射薬は副作用が強そう」と感じる方は少なくないかもしれません。

しかし、マンジャロとリベルサスの比較においては、この認識は必ずしも正しいとはいえません。

リベルサスには、有効成分セマグルチドの吸収を助けるためにSNAC(サルカプロザートナトリウム)という補助成分が含まれています[3]。

このSNACは胃の粘膜に一時的に作用して有効成分の吸収を促す役割を果たしますが、その過程で胃の粘膜を刺激し、吐き気や胃の不快感を引き起こす原因の一つになると考えられています。

つまり、リベルサスの場合はセマグルチド自体の作用による消化器症状に加えて、SNAC由来の胃腸刺激も重なるため、「飲み薬なのに思ったより気持ち悪い」と感じる方がいるのです。

一方、マンジャロは注射で直接体内に届けるためSNACのような補助成分は不要であり、胃粘膜への直接的な刺激が少ない点がメリットです。

さらに、マンジャロに含まれるGIPには消化器症状を和らげる働きがあるとされており、GLP-1単独のリベルサスと比べて吐き気を感じにくい方もいます。

副作用の感じ方には個人差がありますが、「飲み薬だから副作用が軽い」と一概には判断できないことを知っておきましょう

費用の違い

マンジャロもリベルサスも、減量を目的として処方を受ける場合は自由診療(全額自己負担)となります。

費用は医療機関によって異なりますが、お薬代の相場を把握しておくことで、治療を続けるための計画が立てやすくなります。

ここでは、自由診療での費用目安と保険が適用される条件について確認しておきましょう。

自由診療での費用相場を比較

減量目的でマンジャロやリベルサスの処方を受ける場合は、保険が適用されない自由診療となるため、費用は全額自己負担です。

マンジャロは用量によって1本あたりの価格が変動し、開始用量の2.5mgで月額8,000〜15,000円程度、効果を実感しやすい5〜10mgでは月額15,000〜40,000円程度、最大用量の15mgでは月額40,000〜60,000円程度が目安になります。

リベルサスは、3mg(30日分)で月額5,000〜10,000円程度、7mgで月額12,000〜20,000円程度、14mgで月額18,000〜30,000円程度が目安です。

初期費用はリベルサスの方が抑えやすい傾向にあり、特に低用量で始める段階ではコスト面でのメリットがあります。

ただし、マンジャロの方が減量効果が高い分、目標体重に到達するまでの期間が短くなる可能性があり、トータルでかかる費用は一概にどちらが安いとはいえません。

費用だけでなく、期待できる効果や治療期間も含めて総合的に検討することが大切です。

保険適用になる条件

マンジャロとリベルサスは、どちらも2型糖尿病の治療薬として保険適用が認められています[1][3]。

医師が2型糖尿病と診断し、食事療法や運動療法で十分な効果が得られない場合に処方されるのが保険適用の基本的な条件です。

保険適用であれば自己負担は1〜3割で済むため、費用の負担は大幅に軽減されます。

一方、減量を目的とした処方には保険が適用されないため、全額自己負担の自由診療となります。

また、自由診療で服用した場合は副作用が生じても「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性がある点には注意が必要です。

自由診療での処方を検討している方は、万が一の副作用に対するリスクも理解した上で、信頼できる医療機関を選ぶことをおすすめします

オゼンピックとの違いも知っておこう

マンジャロとリベルサスを比較する中で、「オゼンピック」という名前を目にした方もいるのではないでしょうか。

オゼンピックはリベルサスと深い関係があるお薬であり、3つの違いを正しく理解しておくことで、お薬選びの判断がよりスムーズになります。

ここでは、リベルサスとオゼンピックの関係性と、マンジャロとの違いを整理して解説します。

リベルサスとオゼンピックは同じ成分

リベルサスとオゼンピックは、どちらも有効成分に「セマグルチド」を使用しているお薬です[3]。

同じ成分でありながら商品名が異なる理由は、投与方法の違いにあります。

リベルサスはセマグルチドを飲み薬として服用するタイプであり、オゼンピックはセマグルチドを週1回注射するタイプです。

注射薬であるオゼンピックの方が消化管での分解を受けないため、有効成分の吸収効率が高く、一般的にリベルサスよりも減量効果が高い傾向があります。

SURMOUNT-5試験でマンジャロと比較されたのもこの注射型セマグルチド(オゼンピックと同成分)であり、その結果はマンジャロが平均20.2%、セマグルチド注射が平均13.7%の体重減少でした[2]。

つまり、注射型のオゼンピックと比較してもマンジャロの方が高い減量効果を示しており、飲み薬のリベルサスとの差はさらに大きくなると推察できます。

なお、セマグルチドを有効成分とするお薬にはもう一つ「ウゴービ」があります。

ウゴービはセマグルチドの高用量製剤で、日本国内で肥満症の治療薬として保険適用が認められているお薬です。

リベルサス・オゼンピック・ウゴービはいずれも同じ有効成分ですが、用量・投与方法・適応症が異なるため、混同しないように覚えておきましょう。

3つのお薬はリベルサス(飲み薬・2型糖尿病)、オゼンピック(注射薬・2型糖尿病)、ウゴービ(高用量注射薬・肥満症)という関係になります。

自分に合ったお薬の選び方

マンジャロとリベルサスの特徴をここまで比較してきましたが、「結局どちらを選べばいいのか」と迷っている方もいるかもしれません。

お薬の選択に唯一の正解はなく、ご自身の体質・目標・生活スタイルに合ったものを選ぶことが最も大切です。

ここでは、それぞれのお薬が向いている方の特徴と、途中で切り替える際の注意点を解説します。

マンジャロが向いている方

マンジャロは、しっかりとした減量効果を重視したい方に向いているお薬です。

GIPとGLP-1の二重作用によって食欲の抑制だけでなく脂肪の代謝にもアプローチするため、「5%以上の体重減少を目標にしたい方」にとって有力な選択肢になります。

また、週1回の投与で治療が完結するため、毎日の服用ルールを管理するのが難しいと感じる方にもおすすめです。

朝食の時間が不規則な方や、起床後すぐに他のお薬を服用する必要がある方は、リベルサスの30分ルールが生活に合わない場合があります。

そのような方には、食事のタイミングを気にせず週1回投与するだけのマンジャロが続けやすいでしょう。

注射に対する不安がある方もいるかもしれませんが、マンジャロのデバイスは針が見えない設計になっており、ボタンを押すだけで注射が完了します。

一度試してみると「思っていたより簡単だった」と感じる方が多いため、注射への抵抗だけで選択肢から外すのはもったいないかもしれません

リベルサスが向いている方

リベルサスは、注射に対して強い抵抗感がある方にとって始めやすいお薬です。

自己注射はどうしても難しいと感じる方や、針を使う治療に心理的な負担を感じる方にとっては、飲み薬であるリベルサスは精神面でのハードルが低い選択肢になります。

また、減量効果が比較的穏やかであるため、「急激な体重変化を避けて、ゆっくりと体重を落としたい方」にも適しています。

初期費用を抑えて治療を始めたい方にとっても、リベルサスは魅力的な選択肢です。

低用量の3mgからスタートする段階では、マンジャロの開始用量よりも費用を抑えられるケースが多くなっています。

まずはGLP-1関連薬がご自身の体に合うかどうかを確認したいという方が、最初のステップとしてリベルサスを選ぶケースは少なくありません。

ただし、服用ルール(空腹時の服用・30分間の飲食制限)を毎日守る必要があるため、この習慣をストレスなく続けられるかどうかは事前に検討しておきましょう。

リベルサスからマンジャロへの切り替えについて

リベルサスを服用し始めたものの、効果が思うように感じられない場合や、毎日の服用ルールが負担に感じる場合は、マンジャロへの切り替えを検討できます。

リベルサスとマンジャロは有効成分が異なるお薬であるため、医師の判断のもとで切り替えることは可能です。

切り替えのタイミングは、リベルサスを一定期間服用してもあまり効果を実感できない場合や、副作用は問題ないがもう少し強い減量効果を求めたい場合が一般的です。

切り替え時には、マンジャロの最低用量(2.5mg)から再スタートするのが基本的な方法です。

リベルサスの最終服用日の翌日からマンジャロを開始できるケースが多いですが、具体的なスケジュールは必ず担当の医師に確認しましょう。

なお、マンジャロからリベルサスへの逆の切り替えも可能ですが、減量効果が低下する可能性があるため、切り替えの目的や期待する効果について医師としっかり相談することが大切です。

自己判断でお薬を変更したり中止したりすることは避け、必ず医師の指示に従いましょう

マンジャロとリベルサスに関するよくある質問

Q1. マンジャロとリベルサスではどちらが痩せますか?

研究データでは、マンジャロの方がより高い減量効果が期待できます。

SURMOUNT-5試験では、マンジャロの有効成分が平均20.2%、リベルサスと同じ有効成分の注射薬が平均13.7%の体重減少でした[2]。

ただし、実際の効果には個人差があるため、医師と相談の上でご自身に合ったお薬を選ぶことが大切です。

Q2. リベルサスの飲み方にはどんなルールがありますか?

リベルサスは、1日のうち最初の飲食をする前に空腹の状態で服用する必要があります[3]。

水はコップ半分(約120mL)以下にとどめ、服用後30分間は飲食や他のお薬の服用を控えなければなりません[3]。

このルールを守らないと有効成分の吸収率が低下し、効果が不安定になる可能性があります。

Q3. リベルサスからマンジャロに切り替えられますか?

医師の判断のもとで、リベルサスからマンジャロへの切り替えは可能です。

切り替え時にはマンジャロの開始用量(2.5mg)からスタートするのが基本であり、リベルサスの最終服用日の翌日から始められるケースが多いです。

具体的なスケジュールは体調や治療の経過によって異なるため、必ず担当の医師に確認しましょう。

Q4. マンジャロとリベルサスは保険適用になりますか?

どちらも2型糖尿病の治療薬としては保険適用が認められています[1][3]。

ただし、減量を目的とした処方の場合は保険が適用されず、全額自己負担の自由診療となります。

保険適用の可否は診断内容や治療目的によって異なるため、受診する医療機関へ事前に確認しておくと安心です。

マンジャロとリベルサスの比較まとめ

マンジャロとリベルサスは、どちらも食欲を抑えて体重減少の効果が期待できるGLP-1関連のお薬ですが、作用の仕組み・投与方法・減量効果に明確な違いがあります。

マンジャロはGIPとGLP-1の二重作用により高い減量効果が期待でき、週1回の注射で治療が完結するお薬です。

リベルサスは注射が不要な飲み薬として始めやすい一方、毎日の服用ルールを守る必要がある点を理解しておくことが大切です。

副作用はどちらも消化器症状が中心ですが、リベルサスはSNACによる胃腸刺激が加わるため、飲み薬だから副作用が軽いとは限りません。

費用面では、初期費用はリベルサスが抑えやすい傾向にありますが、治療期間やトータルコストも含めた検討が必要です。

どちらのお薬が自分に合っているかは体質や生活スタイルによって異なるため、医師に相談した上で選択しましょう。

不安な点がある方は、まずは医療機関で自分の体の状態を確認してもらい、無理なく続けられる治療法を見つけてください。

参考文献

[1] 医療用医薬品 : マンジャロ|KEGG MEDICUS

[2] Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Obesity|The New England Journal of Medicine(SURMOUNT-5試験)

[3] 医療用医薬品 : リベルサス|KEGG MEDICUS

[4] Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity in Japanese Patients|SURMOUNT-J試験

※本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、医療アドバイスではありません。
お薬の服用に関しては必ず医師にご相談ください。
※効果・効能・副作用の現れ方は個人差がございます。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。