太ももやふくらはぎがズキズキ痛んで、「コロナで足まで痛くなるの?」と不安になりますよね。
新型コロナでは、発熱やだるさとともに筋肉痛などの全身の症状が出ることが多いとされています[1]。
関節痛も感染した人の24%にみられ、ひざや足のつけ根が痛むこともあります[2]。
片方のすねから下が赤く腫れて痛む場合は、足の血管に血のかたまりができる血栓症のサインのこともあり、急いで受診が必要とされています[3]。
この記事では、コロナで足が痛くなる理由、自宅での過ごし方、血栓のサインの見分け方、長引くときの相談先をまとめました。
今の足の状態と照らし合わせながら、落ち着いて確認してみてください。
コロナで足が痛くなることはある?
あなたがコロナにかかって太ももやふくらはぎが痛むのは、珍しいことではありません。
診療の手引きでは、新型コロナは発熱や倦怠感とともに筋肉痛などの全身の症状が出ることが多いとされているためです[1]。
沖縄県の集計では、感染した人の24%に関節痛がみられました[2]。
熱が上がり始めた夜に、ふくらはぎや太ももがだるく重たく痛み、寝返りを打つのもつらいと感じる方もいるでしょう。
階段の上り下りや立ち上がるときに、ひざや足のつけ根がきしむように痛むこともあります。
片方の足だけが赤く腫れて痛む場合は血栓症のサインのこともあり、急いで受診が必要とされています[3]。
足が痛いと、トイレに立つのもおっくうになりますよね。
足の痛みはコロナで起こりうる症状のひとつと知っておき、両足か片足か、腫れがあるかを確かめておきましょう。
筋肉痛はコロナの全身症状のひとつ
あなたの太ももやふくらはぎの筋肉痛は、コロナでみられる全身の症状のひとつにあたります。
診療の手引きでは、新型コロナでは発熱や倦怠感、鼻づまりなどとともに、筋肉痛といった全身症状が出ることが多いと整理されているためです[1]。
同じ手引きでは、筋肉痛は罹患後症状のひとつとしても挙げられています[1]。
運動したあとのような筋肉のだるさや、押すとズーンと響くような痛みを感じる方もいるでしょう。
熱が下がるにつれて、足のだるさや痛みも少しずつやわらいでいく方もいます。
筋肉痛は両足に同じように出ることもあれば、太ももだけ、ふくらはぎだけといったように場所が偏ることもあるかもしれません。
原因がわからない痛みが続くと、不安になりますよね。
体温と足の痛みの強さを一緒にメモしておき、変化を確かめながら過ごしてみてください。
関節痛でひざや足のつけ根が痛むことも
あなたの足の痛みが関節に集中しているなら、コロナによる関節痛の可能性があります。
沖縄県の集計では、主な症状のうち発熱が72%、咳が58%、だるさが50%、のどの痛みが44%、鼻水・鼻づまりが36%、頭痛が32%で、関節痛は24%だったためです[2]。
この数字はオミクロン株が流行し始めた2022年1月1日までに沖縄県で診断された50人の集計で、時期や流行している株によって割合は変わる可能性があります。
ひざや足首、足のつけ根がギシギシと痛み、歩き始めがつらいと感じる方もいるでしょう。
関節痛があるからといって、それだけで重症とは限りません。
足が思うように動かないと、日常生活にも不安が出てきますよね。
痛む場所が筋肉か関節かを意識しておき、受診のときに医師へ伝えられるようにしておきましょう。
足の痛みだけでコロナかインフルエンザかは見分けられる?
あなたの足の痛みだけで、コロナかインフルエンザかを見分けることはできません。
診療の手引きでは、新型コロナは筋肉痛などの全身症状が出やすくインフルエンザに類似しており、臨床症状だけで区別するのは難しいとされているためです[1]。
栃木県のページでも、インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などが比較的急速に現れるのが特徴とされています[4]。
同じ時期に両方が流行していると、「どちらだろう」と迷ってしまう方もいるでしょう。
治療や療養の考え方が変わることもあり、自分では判断しにくいですよね。
家族や職場に感染した人がいるかどうかも、考える手がかりのひとつになります。
足の痛みに加えて熱などの症状があるときは、医療機関での検査を考えておくと安心です。
インフルエンザでも筋肉痛や関節痛はよくみられる
あなたに急な高熱と強い足の痛みが出ている場合、インフルエンザの可能性も考えておく必要があります。
栃木県のページでは、インフルエンザは38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が比較的急速に現れるのが特徴とされているためです[4]。
同じページでは、普通のかぜはのどの痛み、鼻水、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られないと説明されています[4]。
朝は元気だったのに、昼過ぎから急に寒気と足の痛みが出て、夕方には38℃を超えたというケースもあるでしょう。
インフルエンザでも、のどの痛みや鼻水、咳など普通のかぜと同じような症状がみられます[4]。
症状が似ていると、どちらを疑えばいいのか迷いますよね。
急に強い足の痛みや高熱が出たときは、インフルエンザも視野に入れて早めに医療機関へ相談しましょう。
症状だけでは区別できず検査が必要
あなたの足の痛みがコロナによるものかインフルエンザによるものかを確かめるには、検査を受ける必要があります。
新型コロナの症状はインフルエンザに類似しており、臨床症状だけでは区別が難しいとされているためです[1]。
家族や職場に感染した人がいる場合や、熱やのどの痛みもある場合は、検査を考えるきっかけになります。
検査の結果がわかれば、仕事や学校を休む期間や療養の仕方も判断しやすくなるでしょう。
発症してすぐは検査で結果が出にくいこともあるため、受診のタイミングは医療機関に相談しておくと安心です。
「ただの疲れかも」と受診をためらう気持ちもありますよね。
足の痛みに加えて気になる症状があるときは、医療機関での検査や受診を考えてみてください。
足が痛いときの自宅での過ごし方
あなたの足が痛むときは、体を休めて水分をこまめにとりつつ、横になっている間もときどき足を動かしましょう。
熱があるときは脱水に気をつける必要があり、長時間足を動かさずにいると足の静脈に血のかたまりができることがあるとされているためです[5][3]。
痛みが強くて眠れない、横になっていてもつらいという場合は、市販の解熱鎮痛薬を使う方法もあります。
東京都も、療養に備えて市販の解熱鎮痛薬を用意しておくよう呼びかけています[6]。
寝たまま足首を回したり、つま先を上下に動かしたりするだけでも、足のだるさがまぎれると感じる方もいるでしょう。
足が痛いと、ベッドから起き上がるのもつらいですよね。
休息と水分補給、こまめな足の運動を組み合わせて、無理なく過ごしてみてください。
休息と水分補給を優先する
あなたの足が痛むときは、無理に家事や仕事を続けず、横になって体を休める時間をつくりましょう。
発熱時は脱水に注意が必要で、一度にたくさん飲むのではなく、こまめに少しずつ水分をとるのがよいとされているためです[5]。
厚生労働省の予防Q&Aでも、足の静脈に血栓ができるのを防ぐ方法のひとつとして、適度に水分をとることがすすめられています[3]。
汗を多くかいているときは、少し塩分を含む経口補水液を選ぶのもひとつの方法です[5]。
枕元に飲み物を置いておくと、足が痛くて起き上がるのがつらいときでもすぐに水分をとれます。
水分がほとんどとれない状態が続くときは、受診を考えるサインになります[5]。
足の痛みがつらいときこそ、休むことと飲むことを優先してみてください。
寝ている時間が長いときはときどき足を動かす
あなたが療養中に横になっている時間が長いときは、ときどき足の指や足首を動かすようにしましょう。
厚生労働省の予防Q&Aでは、長時間足を動かさずに同じ姿勢でいると、足の深い静脈に血のかたまりができることがあると説明されているためです[3]。
同じ資料では、予防法として足の指をこまめに動かすことや、1時間に1度かかとの上下運動を20〜30回程度行うことなどが紹介されています[3]。
布団の中でつま先を手前に引き寄せたり伸ばしたりするだけでも、ふくらはぎの筋肉を動かせます。
熱があってふらつくときは、無理に立ち上がって歩き回らず、寝たままできる範囲で動かすと安心です。
体がだるいと、足を動かすことさえ面倒に感じますよね。
テレビのCMの間やスマートフォンを見る合間など、思い出したときに足を動かす習慣をつけてみてください。
解熱鎮痛薬を使うときの注意点
あなたが市販の解熱鎮痛薬を使うときは、用法・用量と服用間隔を必ず守ってください。
アセトアミノフェンの医療用添付文書でも、頭痛や筋肉痛などの痛みに使うときの投与間隔は4〜6時間以上とされているためです[7]。
痛みがおさまらないからといって、間隔を空けずに飲み足したり、別の解熱鎮痛薬を重ねて飲んだりするのはやめましょう。
東京都は市販の解熱鎮痛薬について、薬でアレルギーやぜんそくが起きたことがある方、ほかの薬を飲んでいる方、妊娠中の方、子どもに使う場合は、購入時に薬剤師へ相談するよう案内しています[6]。
低用量ピルなどふだんから飲んでいる薬がある場合も、購入時に薬剤師へ伝えておくと安心です。
痛みが強いと、つい多めに飲みたくなってしまいますよね。
飲んだ時間をメモしておき、迷ったときは薬局で薬剤師に相談しながら使っていきましょう。
片方の足だけが腫れて痛いときは血栓に注意
あなたの片方の足だけが赤く腫れて痛むときは、足の血管に血のかたまりができる血栓症の可能性があるため、急いで受診してください。
厚生労働省の予防Q&Aでは、主に片方のすねから下の赤み、腫れ、痛みがあれば、急いで医療機関を受診するよう示されているためです[3]。
診療の手引きでも、新型コロナでは肺塞栓症などの血栓塞栓症が報告されており、多くは症状が悪化する時期に起こるものの回復期に起こることもあるとされています[1]。
同じ手引きには、オミクロン株の流行後は頻度が減っていると考えられるとの記載もあります[1]。
右のふくらはぎだけがパンパンに張って、左と比べて明らかに太くなっているといった左右差は、見逃したくないサインです。
足の腫れに気づくと、怖くなって慌ててしまいますよね。
足の痛みがあるときは左右を見比べ、片方だけの腫れや赤みがあればためらわず医療機関に相談しましょう。
すねから下の赤み・腫れ・痛みは急いで受診を
あなたの片方のすねから下に赤み、腫れ、痛みが出たら、様子を見ずに急いで医療機関を受診しましょう。
厚生労働省の予防Q&Aでは、こうした足の症状がある場合は急いで受診するよう呼びかけており、血のかたまりが肺に達すると非常に危険とされているためです[3]。
MSDマニュアル家庭版では、深部静脈血栓症ではふくらはぎのむくみ、痛み、押したときの痛み、熱感がみられることがあると説明されています[8]。
同じページでは深部静脈血栓症の約半数は症状が出ないとされ、自分では気づきにくい病気でもあります[8]。
ふだんの靴下のゴムの跡が片方だけくっきり残る、靴がきつく感じるといった変化で気づく方もいるでしょう。
「ただのむくみかも」と思うと、受診をためらってしまいますよね。
片方の足だけの赤みや腫れに気づいたら、写真を撮って左右差を記録し、早めに医師へ見せてください。
ピルを飲んでいる人や出産後の人は特に注意
あなたが低用量ピルなどの経口避妊薬を飲んでいる場合や、妊娠中・出産直後の場合は、足の腫れや痛みにより注意しておきましょう。
厚生労働省の予防Q&Aでは、深部静脈血栓症に特に注意が必要な人として、経口避妊薬を服用中の方や妊娠中・出産直後の方が挙げられているためです[3]。
MSDマニュアル家庭版でも、経口避妊薬や出産後は深部静脈血栓症の危険因子に含まれます[8]。
診療の手引きでは、妊婦について血栓傾向などが重症化のリスク因子として報告されていると説明されています[1]。
ピルを飲んでいるとき、コロナで寝込んでも服用を続けていいのか迷う方もいるでしょう。
自己判断でピルを中止すると、避妊や治療の目的に影響が出るおそれもあるため、処方を受けている医療機関に相談することが大切です。
自分が当てはまると知ると、不安が大きくなりますよね。
当てはまる方は、片方の足の腫れや痛み、胸の痛みや息苦しさがないかをこまめに確かめ、気になるときは早めに処方医へ連絡してください。
すぐに救急車を呼ぶべきサイン
あなたの足の痛みや腫れに加えて、急な胸の痛みや息苦しさ、意識が遠のく感じがあるときは、すぐに救急車を呼んでください。
厚生労働省の予防Q&Aでは、足にできた血のかたまりが肺に達すると、胸の痛み、呼吸困難、失神が起こり非常に危険とされているためです[3]。
MSDマニュアル家庭版でも、失神は重い肺塞栓症を示す可能性があり、直ちに治療が必要な状態にあたります[8]。
厚生労働省は自宅療養中の緊急性の高い症状として、急に息苦しくなった、胸の痛みがある、唇が紫色になっているといった症状を挙げています[9]。
トイレに立ったとたんに息が苦しくなり、目の前が暗くなったといった場合は、ためらわずに119番に連絡しましょう。
一人で療養しているときに症状が出ると、助けを呼べるか不安になりますよね。
スマートフォンを手の届く場所に置いておき、危険なサインがあればすぐに救急車を呼べるようにしておくと安心です。
コロナの足の痛みはいつまで続く?
あなたの足の痛みが感染して間もない時期のものか、回復したあとも残っているものかで、続く期間の考え方が変わります。
筋肉痛や関節痛は感染したばかりの時期に熱などと一緒にみられるほか、罹患後症状のひとつとしても挙げられているためです[1][10]。
熱が下がって数日たっても、太ももやふくらはぎにだるさが残り、階段を上るのがつらいと感じる方もいるでしょう。
WHOは、通常は発症から3か月たった時点でもみられ、少なくとも2か月以上続き、ほかの病気では説明がつかない症状を罹患後症状と定義しています[10]。
「いつになったら痛みが取れるのだろう」と先が見えないと、気持ちまで沈んでしまいますよね。
足の痛みが出始めた日と、その後の痛みの強さの変化をメモしておくと、今どちらの段階にあるかを整理しやすくなります。
今の足の痛みの段階を整理したうえで、このあとの見出しを参考に過ごし方や相談のタイミングを決めていきましょう。
回復後も続く場合は罹患後症状の可能性も
あなたのコロナが治ったあとも足の痛みが続く場合は、罹患後症状の可能性があります。
罹患後症状のマネジメントでは、関節痛や筋肉痛が罹患後症状の問診項目として挙げられているためです[10]。
同じ資料では、筋肉痛や関節痛を訴える場合に、炎症の程度や筋肉の状態、自己抗体などを調べる検査が例として示されています[10]。
罹患後症状と判断するには、ほかの病気による症状ではないことを確かめる必要があり、医師による診察が大切です[10]。
仕事に復帰したあとも、通勤で歩くと足が重だるくなり、帰宅後にぐったりしてしまう方もいるかもしれません。
治ったはずなのに痛みが残ると、不安になりますよね。
回復したあとも足の痛みがおさまらないときは、ひとりで抱え込まず、かかりつけ医に相談してみてください。
長引く痛みがあるときは活動量を調整する
あなたの足の痛みや体のだるさが長引いているときは、無理に運動を増やさず、日々の活動量を調整しましょう。
罹患後症状のマネジメントでは、症状が強い場合は体を動かしたあとに症状が悪化すること(PESE)に注意し、運動療法を避けて日々の活動量を調整するよう推奨されているためです[10]。
同じ資料では、痛みに対しては鎮痛薬などの対症療法が中心で、効果が乏しい薬は漫然と続けないよう示されています[10]。
体力を戻そうとウォーキングを急に増やしたら、翌日以降に足の痛みやだるさがぶり返して寝込んでしまったというケースもあるでしょう。
1日の予定を詰め込みすぎず、休憩をこまめにはさむと、体への負担を減らしやすくなります。
早く元の生活に戻りたいと、つい頑張りすぎてしまいますよね。
体の声に耳を傾けながら、少しずつ活動量を戻していくと安心です。
コロナの足の痛みに関するよくある質問
あなたがコロナの足の痛みについて迷いやすいのは、「子どもが足の痛みを訴えたとき」と「長引いたときの相談先」の2つに分けられます。
診療の手引きでは子どもでも筋肉痛がみられることが示されており、筋肉痛や関節痛は罹患後症状として残ることもあるためです[1][10]。
子どもが「足が痛い」と泣くと、コロナのせいなのか、ほかの病気なのか迷ってしまう方もいるでしょう。
大人の場合は、仕事や家事を優先して、長引く足の痛みをそのままにしてしまう方もいるかもしれません。
足の痛みの出方や続く期間を知っておくだけでも、次に取る行動を決めやすくなります。
「この程度で受診していいのかな」と、一人で判断に迷ってしまいますよね。
気になる質問から読み進めて、今の状況にあった行動を選んでみてください。
子どもが足の痛みを訴えたときはどうすればいい?
お子さんが足の痛みを訴えたときは、水分をこまめにとらせながら、歩き方や元気があるか、呼吸の様子をよく見守りましょう。
診療の手引きでは、オミクロン株流行後の子どもで初診時に筋肉痛がみられた割合は9.8%と、流行前の5.7%より増えたことが示されているためです[1]。
鹿児島県小児科医会の資料では、子どもの新型コロナは1〜3日程度のかぜ症状ですむことがほとんどとされ、脱水を防ぐために口にできるものを少しずつでも何度もあげるようすすめられています[11]。
けいれんしている、呼びかけへの反応が明らかに弱い、ぐったりして唇が紫色になっているといった場合は、救急車を呼ぶ目安です[11]。
足を痛がって歩けない、ふくらはぎを触ると強く痛がるといった様子があるときは、早めに受診して診てもらいましょう。
子どもがつらそうにしていると、親として気が気ではありませんよね。
お子さんの様子をこまめに確かめ、気になる変化があればかかりつけ医や救急相談を頼ってください。
長引く足の痛みはどこに相談すればいい?
あなたの足の痛みが長引くときは、まずかかりつけ医か、罹患後症状に対応している地域の医療機関に相談するのが近道になります。
神奈川県は、罹患後症状が続く場合の相談先として、まずはかかりつけ医療機関、もしくは罹患後症状に対応している地域の医療機関に相談するよう案内しているためです[12]。
神奈川県のように、罹患後症状に対応している医療機関を検索できる仕組みを用意している自治体もあります[12]。
相談するときは、痛む場所、痛みが出始めた日、腫れや赤みの有無、飲んでいる薬などをメモしておくと、医師に伝えやすくなります。
罹患後症状では、ほかの病気による症状ではないことを確かめる必要があるとされ、検査を受けることもあるでしょう[10]。
「何科に行けばいいかわからない」と迷って、受診を先延ばしにしてしまう方もいるかもしれません。
お住まいの自治体のホームページで相談先を確認し、早めに一歩を踏み出してみましょう。
コロナの足の痛みについてのまとめ
コロナで足が痛いときは、筋肉痛や関節痛によるものか、片方の足だけが腫れていないかを確かめておけば、慌てずに対処できます。
新型コロナでは筋肉痛などの全身症状が出ることが多く、関節痛も感染した人の24%にみられたためです[1][2]。
つらいときは休息とこまめな水分補給を優先し、横になっている時間が長いときはときどき足の指や足首を動かしましょう[3][5]。
片方のすねから下の赤み・腫れ・痛みは急いで受診し、胸の痛みや息苦しさ、失神があるときはすぐに救急車を呼んでください[3]。
低用量ピルを飲んでいる方や妊娠中・出産直後の方は、足の腫れや痛みにより注意しておくことが大切です[3]。
回復後も足の痛みが続くときは罹患後症状の可能性もあり、活動量を調整しながら、かかりつけ医に相談してみてください[10]。
足が痛むと、動くのもつらく不安になりますよね。
今の状態にあったケアと相談先を選んで、無理をせずに回復を目指していきましょう。
参考文献
[1] 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 第10.1版」(2024年4月)
https://www.mhlw.go.jp/content/001248424.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[2] 沖縄県「沖縄県における新型コロナウイルス感染症(オミクロン株)の臨床像」(図6、2022年1月1日までに診断された50人)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000877245.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[3] 厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A(一般の方々のために)」(被災地での健康を守るために 別添2、厚生労働科学研究 血液凝固異常症研究班)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/hoken-sidou/dl/disaster-02.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[4] 栃木県「今シーズンのインフルエンザ総合対策の推進について」(2024年11月21日更新)
https://www.pref.tochigi.lg.jp/e60/tidc/topics/flu_24_25.html
最終閲覧日:2026年10月14日
[5] 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「発熱」
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/hatsunetsu.html
最終閲覧日:2026年10月14日
[6] 東京都保健医療局「感染に備えて準備をしておきましょう」(2024年3月29日更新)
https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/kansen/info/corona/corona_portal/shien/ryouyounisonaete
最終閲覧日:2026年10月14日
[7] 吉田製薬「アセトアミノフェン「Yoshida」」添付文書(2026年8月改訂 第3版)
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/830039_1141001X1045_1_13
最終閲覧日:2026年10月14日
[8] MSDマニュアル家庭版「深部静脈血栓症」(2023年12月更新)
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/home/06-心臓と血管の病気/静脈の病気/深部静脈血栓症
最終閲覧日:2026年10月14日
[9] 厚生労働省「自宅療養中の緊急性の高い症状」(令和2年4月27日 事務連絡)
https://www.mhlw.go.jp/content/000625758.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[10] 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント 第3.1版」(2025年2月26日)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001422904.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[11] 鹿児島県小児科医会「お子さんが新型コロナウイルスに感染したら」(令和5年5月8日改訂)
https://www.pref.kagoshima.jp/ae06/documents/102879_20230508200334-1.pdf
最終閲覧日:2026年10月14日
[12] 神奈川県「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(いわゆる後遺症)について」(2025年12月18日更新)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/ga4/after-effect.html
最終閲覧日:2026年10月14日
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